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パステルペーストのチッピング手法を試してみる【FA:Gグライフェン制作日記その8】

美少女プラモデル

汚し塗装にがんばってみる

さてグライフェンのメカ部分を作るにあたり、今回のテーマは汚し塗装です。

先日のボトムズ作品展を見てきて以来、ウェザリングに凝ったメカモデルを作りたいと思っていたのです。

なんてことを考えていたら、丁度今月発売のモデルグラフィックス誌がチッピング特集なんて事をやっていました。しかも表紙はグライフェンですよ。タイムリーすぎて完全にネタが被ってます(苦笑)

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まあFAガールの中でガッチリとしたメカ製作も楽しめるのがこのキットですので、選択肢に上がってくるのは分かりますけどね。でもモデグラ誌はグライフェン好き過ぎでしょ!表紙になるの今年2回目ですよ!

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今回は剥がすチッピングをやってみる

チッピング手法といえば、昔はハゲチョロ塗装なんて言い方もあったくらいで、ダグラムやボトムズの頃には塗装の剥がれたところを想定して金属地を想定した銀色を塗っていくやり方が主流でした。

現在でも、スポンジに塗料を付けてエッジ周りに塗っていくとか、面相筆で細かく描いていく、なんていうのは主な手法として挙げられます。

ただ今回は折角の大サイズモデルですので、よりリアルと言われている剥がすチッピング手法をやってみます(その代わり手間がかなりかかる)

やったこと無いので初挑戦です。

手順としては、まず下地の色を塗ったあとに剥離剤等を塗布しておき、その上から基本色の塗装をします。剥離剤を塗ったところは塗料が剥がれやすくなっていますので、乾いてから上塗りした塗料を削って剥がし、下地を剥き出しにしてあげる、という感じです。

今月のモデルグラフィックス誌の作例では、この剥離剤を使っていました。

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私が今回やったのは、ネットで見つけたパステルのペーストを使うやり方です。

ではやってみます

まあとにかく失敗覚悟でやってみます。実際にやってみないことには何も分かりません。

まずは下地塗装です。

あとで削りを入れることになりますので、その際に下地まで剥がれてしまっては何にもなりませんから、下地は強い塗面が必要です。

今回はアクリジョンベースカラーを下地にラッカー塗料を重ねて塗ることにしました。

以前から時々ベースカラーを下地に使っているのですが、ラッカーを重ねた時に妙に塗膜が強くなる感じがしていました。サーフェーサーを下地にしたときよりも少し強いように感じます。まああくまで私の主観ではあるのですが、実証するには良い機会です。

剥離剤として、100均一で買ってきたパステルを削ってエナメル溶剤で溶いたペーストを作りました。なんと言っても安上がりなのが最大の利点です(苦笑)

これをベタベタと塗りつけてやりました。

加減が分からないので、かなり適当に盛り付けました。薄くしかペーストが付いていないところと、厚く盛り上がっているところがまちまちです。

よく乾かしてから基本塗装の緑色を吹き付けます。一応、色あせしている感じも出したかったので軽くグラデーションを付けています。

乾燥後、爪楊枝などを使って削ったのがこちら。

薄くしかペーストが付いていなかったところは塗料の食いつきが良くて擦っても削れてくれませんでした。でも塗装の下に潜り込んだサビのような感じにも見えますので、これはこれでオッケー

厚くペーストを盛り上げたところは簡単に塗料が剥がれて下地が出てきました。パステルが粉に戻って全体的に粉っぽくなってしまいましたのでサッと洗い流しています。下地の方は今のところビクともしていません。

実際に試してみて、盛り付け具合で削れやすさがどんな感じになるのかが分かりましたので、次はもう少し剥がす場所をコントロールできると思います。これで進めていくことにします。

でも手間と時間は確かにかかりますね。

2024年9月5日美少女プラモデル

Posted by raccoon81920