スタートレック:ディスカバリーS5第4話「未知に立ち向かえ」あらすじや感想など
シーズン5 第4話(通算59話)「未知に立ち向かえ」”Face the Strange”のあらすじ
ディスカバリーは次の座標へとやって来たものの、そこに手がかりとおぼしきものは見当たらない。
調査を続けるディスカバリーだったが、突如異常事態が発生する。
モルの策略で船内に侵入したタイム・バグにより、ディスカバリーは時間をランダムに飛び回り始め完全に行動不能に陥ってしまったのだ。
発生の瞬間に転送中だったバーナムとレイナー副長、そしてクマムシのDNAを持つため時間変動に影響されないスタメッツの3人だけがこの異常事態を認識していた。
時間を飛び回りながら、3人はタイム・バグを除去する方法を探るのだが……
情報を整理してみる
- 前回のトリルにおいて、モルはアディラに小型のタイム・バグ(クレニム・クロノファージ)を仕込んでいました。時間冷戦の際に使用された兵器で、敵船をランダムに過去へ未来へと循環させ無力化するとのこと
- モルとラアクはブラックマーケットの売人からこのタイム・バグを仕入れていましたが、過去の因縁からモルは売人を殺してしまいました
- クレニムというのはデルタ宇宙域の種族で、VOYシーズン4「時空侵略戦争・前編」・「後編」に登場します。強力な時間技術を持っておりヴォイジャーを全滅に追い込んだヤバい奴ですが、タイムラインによっては弱体化しています(色々ややこしい)
- 創始者の技術が悪用されたタイムラインでは、モルとラアクから技術を買ったブリーンによる攻撃で惑星連邦は全滅するとのこと
- ディスカバリーが飛んだ時間は、
→23世紀から32世紀へ飛ぶワームホールの中(2258年~3189年)
→サンフランシスコで建造中のドックの中(2256年?)
→コントロールとの決戦(2258年、宇宙歴1051.8)
→オサイラーの襲撃(3189年)
→可能性の未来(3218年)※宇宙の恋人?
→シーズン2~3序盤のどこか(インジェクターコイルが焼ける話ってあったっけ?)
→バーナムの船長就任直後(ブックの様子からするとクイジャン崩壊前)
→ロルカ船長時代(エアリアム死亡の396日前) - ディスカバリーは無事通常の時間軸に復帰しました。しかし現実時間では6時間が経過しており、その間に後を追ってきたモルとラアクは先に進んでしまったようです……
- ちなみにVOYシーズン7第11話「対決する時空」も今回と似たようなお話だったりします
今回の感想
過去のブリッジでティリーが未来バーナムに「髪型変えた?」って言ってきますが、そう言うあなたは随分体形が……(苦笑)
やはり王道の時間ネタエピソードは面白い! 色々過去のシーンが出てきて素直に楽しめますが、最終シーズンと言うことでシリーズの総括的内容になってるのもいいですな。
クマムシDNAとか、バーナムがバルカン神経掴みを使えるとか、その設定忘れてなかったのね!(苦笑)
未来バーナムVS過去バーナムも面白かった。そうそう昔はこんな感じでしたよ。随分と性格丸くなったもんです。
エアリアムの登場はやると思いました。さすがにロルカ船長までは出せなかったかー、ジョージャウまで出せてたら完璧だったのになぁ、パイク船長でもよかったけど。さすがに無理か。
残念と言えば鏡像宇宙がなかった点も挙げられますが、それは別個にガッツリやりそうな気がするんですよねー(やるかな?)
あと一番ビックリしたのはショートトレック「宇宙の恋人」のネタを拾って来たことですよ。あれはどう頑張っても本編とは辻褄が合わない内容だと思っていましたし、今回も完全には繋がってないんですが(ショートトレックのディスカバリーは-A型じゃないし)、こんな形で再利用してくるとは思いませんでした。ショートトレックも配信されなくなって久しいですから、Paramount+でまたやって欲しいなぁ。
と、今回はどうしても懐かし要素に目が行きがちではありましたが、そうは言いつつも仲間との絆に重きを置いたシナリオでしたし、なによりレイナー副長のキャラクターが深まったのが一番の収穫じゃないかと。
ちゃんと頼りになる副長になってきたじゃないですか。凄く良い感じです。
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