シーズン3第5話 あらすじと情報整理と感想※ネタバレあり【スタートレック:ディスカバリー】
第5話「鋼の意思」"Die Trying"
ついにこの時代の艦隊が登場します!!!!!!!!!!!!
まだ本編見てない方はこんなネタバレブログは直ぐに閉じて、まず本編を見ましょう!
新情報満載の新展開です!
(以下、ネタバレ全開です!)
シーズン3 第5話のあらすじ
到着した本部には連邦の大艦隊が存続していた。沸き立つクルー達。
サルー、バーナム、アディラの3人が本部に出頭するが、2258年に破壊されたはずの船が出頭してもそれを裏付ける証拠がないため、ヴァンス提督は全面的には信用してくれなかった。提督は調査の上ディスカバリーを接収し、クルーの配置転換を行うと言う。
クルー達は全員事情聴取を受けるが、離ればなれにされることに激しく反発する。
一方、本部ではキリの難民が異常プリオンの病気により死にかけていた
バーナムはキリの難民を救うことでディスカバリーの能力を証明し、配置転換を撤回させようと考える。
治療のために必要な植物を入手するため、ディスカバリーは種子を保存しているU.S.S.チホフへ向かうことになる。しかしまだ十分な信頼を得られないため、サルーは本部に残り、保安部長のウィラ大尉達が同行することになった。
イオン嵐に捕らえられていたチホフを救助し、バーナム、ドクターカルバー、ナーン保安主任が船に乗り込むが、乗組員家族のうち3人は事故で死亡。生き残ったドクターアティスも転送中の事故で存在が不安定になっていた。
バーナム達は事故の原因を突き止めアティスを元に戻し、無事目的の種子を入手する
アティスは事故の影響で死期が近かったが治療を拒否する。ナーン保安主任は貴重な船を守るためチホフに残ることを決意する。
キリ難民の治療は成功。ディスカバリーはその能力を証明し、現状のまま運用されることになった
情報を整理してみる
今回は情報がかなり多いです
- 連邦本部は位置を特定されないよう歪曲フィールドで隠されていた
- 確認できた船名
NCC-74656-J U.S.S.ヴォイジャー! J型ヴォイジャー登場!!!
NCC-325070 U.S.S.ノーグ
※ノーグはDS9のメインキャラの一人。昨年ノーグ役のアイゼンバーグ氏がお亡くなりになりましたので、その追悼の意味かと思われます。ご冥福をお祈り申し上げます - 宇宙艦隊最高司令官はチャールズ・ヴァンス提督
- 現在の連邦加盟国は38のみ(最盛期には350カ国に及んでいた)
- ケルピアンの星、カミナーも連邦に加盟している
- アンドリアはオリオンと手を組みエメラルドチェーンというシンジケートを組織しているという(オサイラーという名称が出てきましたが何のことかは不明)
- 医療ホログラム(EMH)のイーライが登場
- 30世紀の時代の大部分で連邦は時間冷戦を戦っていたため、時間を越えてきたディスカバリーは違法な存在と認識される
- この時代ではテランの存在は公になっていて専門の研究者もいる。テラン帝国が遙か以前に滅んだことを知らされジョージャウはショックを受ける
※テラン帝国の滅亡はDS9の時点で語られていましたね - 鏡像世界との距離が広がり、ここ500年の間2つの世界を行き来した者はいない
- U.S.S.チホフ(NCC-1067-M)は銀河中の植物サンプルを保存する目的の船。M型と言うことは14世代目の船ですね
※「チェコフ」ではありません。U.S.S.チェコフ(NCC-57302)はウルフ359の戦いに参加してボーグに破壊されています(紛らわしい…)
※船名の由来はロシアの天文学者ガブリール・チホフではないかと思われます。天体植物学の創始者です - U.S.S.チホフは連邦内の惑星が持ち回りで管理をしており、現在の乗組員はナーン保安主任と同じバーザン人の家族
- アディラが引いていた曲とチホフ内で聴いた曲が同じで、連邦スタッフの半数も同じ曲を知っていた。このことにバーナムは疑問を抱く……
今回の感想
いきなり冒頭からJ型ヴォイジャーの登場で頭をひっぱたかれた感じですね!!
素晴らしいファンサービスです!!!!
しかしその盛り上がりも艦隊本部の素っ気ない対応に冷まされてしまいます。
まあ1000年も前に沈んだはずの船がヒョッコリ現れても信用できるはずはありませんし、過去から来たと言っても時間冷戦の件もありますから一筋縄でいかないのは致し方ありません。ましてやディスカバリーのデータは意図的に隠されていますからね。
でもちゃんとディスカバリーが存在したことは記録にあるんですね。ファイブイヤーミッションについても少し言及していたのが嬉しかったです。
連邦は弱体化したとは言っても、まだそれなりの大艦隊を保持しているようです。一方で連邦の主要メンバーだったはずのアンドリアがオリオンシンジケートと手を組んでいるというのが明らかになりました。おそらく当面の対抗勢力がこのエメラルドチェーンという連中なのでしょう。かつてのクリンゴンやロミュランやカーデシア達と同様に、やはり物語には宿敵が必要ですからね。
メインクルー達が事情聴取を受けるシーンは深刻なシーンのはずなのに意外とコメディタッチで笑えます。改めて彼らの体験を聞くと、まあ信じられるような内容ではないですわな(苦笑)
特に前回登場しなかったリノ中尉は今回大変良いコメディリリーフでした。やっぱいいキャラだなぁこのおばちゃん。
一方でジョージャウ皇帝の方もいつもの独善的態度で状況を引っかき回しますが、テランの崩壊や往来が不可になったという点は少なからずショックだったようです(でも胞子ドライブなら行ける気がします)
急にテランがらみの話題が出てきていたので、U.S.S.チホフがイオン嵐に捕まったというところでまた鏡像宇宙が関係してくるのかと思ったのですが、今回のところは違いました(イオン嵐の影響下で転送を行うと鏡像宇宙へ行けるという設定があるのです)
それにしても、あのジョージャウと互角に渡り合える新キャラの登場というのは痛快でしたね。しかも誰かと思ったらデヴィッド・クローネンバーグですよ。これは手強いわけだ(苦笑)
一方でナーン保安主任は退場ですし、加入したばかりのアディラ・タルも早々に姿を消しそうです。展開が早いのは飽きなくていいのですが、何だかこの辺は少し慌ただしい感じですね。
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