第6話「ゴミを漁る者たち」”Scavengers”
今エピソードの配信直前に流れてきたニュースですが、マイケル・バーナムの吹き替えを担当されている声優のよのひかりさんが他界されたとのことです。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
（以下、ネタバレ全開です）
シーズン3 第6話のあらすじ
連邦本部にブックの船がやってくる。しかし乗っていたのは猫のグラッジのみ。ブックからはメッセージだけが残されていた。
ブックはベイジョー人の取引所に向かう途中でブラックボックスの話を聞き、向かった惑星フンハウでトラブルに遭ったらしい。そこはエメラルド・チェーンの縄張りだった
ディスカバリーは待機中で動けないため、バーナムは命令違反を承知でジョージャウと結託しブックの船で惑星フンハウへ向かう。
2人はダイリチウムのバイヤーを装いフンハウに潜入する。
フンハウの廃品回収場はオサイラーの所有地で、責任者はその甥だった。そして強制労働させられている労働者達の中にブックの姿もあった。
バーナムはブックと示し合わせ労働者達の反乱を起こし、その隙に工場の防御システムを無効化して労働者達を解放、ブックを回収して脱出する。
ブラックボックスは入手したが、バーナムの命令違反にサルーは激しく失望し、彼女を副長から解任し科学部門の主任に降格する……
情報を整理してみる
- 3週間かけてディスカバリーはアップデートされシステムは一新、分離式ナセルなどを搭載した。バッジも新型に交換、ホロパッドやトリコーダーにもなり携帯転送装置でもある
- 改装に伴い登録番号はNCC-1031-Aに更新
- フンハウは人口わずかなMクラス惑星。主要産業は船の廃品回収
- オサイラーはエメラルド・チェーンのボス？ 幹部？ の女性（会話に名前が出てくるだけで本人は未登場）
- 工場でバーナムが探すと行っていた「24世紀のセルフシールのステムボルト」というのはDS9シーズン1第15話「第5の月 “ジェラドー」でノーグとジェイクが転売してた商品
- 大火で破壊された船のブラックボックスは大火の原因を探る手がかりになる。船の破壊が発生した時間にズレがあるため、複数の船の情報から発生源を割り出そうというのがバーナムの考え
- ジョージャウは2～3週間前から精神の不調を抱えており、原因不明のフラッシュバックに襲われて意識が飛ぶことがある。フサンという人物の死とテラン帝国に関係があるようなのだが……？
- アディラ・タルのアイデアで胞子ドライブのインターフェイスも改良され、スタメッツの腕の端末も除去された
今回の感想
対話と協調を旨とするスタートレックですが、今回は敵の工場に潜入して、色々あって正体がばれてガチャガチャと戦って、目的を果たしたらワープでトンズラするという、なんというかスターウォーズでよくありそうな展開でした（苦笑）
アディラ・タルは引き続きディスカバリーに残るようで一安心。でもバッジは付けてないんですね。アディラとしては艦隊に加わっていないからでしょう。でも最重要機密の胞子ドライブに関わる辺り特別な立場ではありそうです。まあ提督の記憶とか持ってますからね。機密事項も沢山知ってそうです。
アディラに死んだグレイの幻影が見え続けるのは何か今後の伏線になるんでしょうかね？ スタメッツと仲良しになった辺りは微笑ましくていい感じでした。
「地元のベイジョーの取引所」という台詞が出てきましたが、長距離ワープが出来ない現状でもすぐ行けると言うことは、連邦本部は割とベイジョーに近い位置にあるのかしら。でもブックとは地球圏で別れたはずだし、この辺はちょっと謎。
ジョージャウの不調の方もなにやら不穏な感じです。前回テラン帝国の滅亡を聞かされてショックを受けたのが原因かと思っていましたが、どうもそんな単純な理由ではなさそうです。
それにしてもバーナムの副長解任が早すぎましたねぇ……
サルーの辛い心情も分かりすぎます。シェンジョウ時代の裏切りから折角時間をかけて信頼を築き上げてきたのに、失うのは一瞬でしたよ……（ところで連邦本部の位置をブックに教えていたことは問題ないのかしら？）
あとは提督のキャラクターもだいぶ分かってきました。厳しい人ですしストーリーのポジション的にはディスカバリーを押さえつける側の人物ではありますが、理屈の通る人でもあり信頼の置ける上司ポジションになりそうです。
あと根本的な疑問ですが、破壊された連邦艦のブラックボックスなら艦隊の方でもいくつか回収していてもおかしくないですし、ちゃんと提督に相談していれば情報は得られたんじゃなかろうか？
まあそれだとブックを助けに行けなくなりますのでお話としてはダメですが、やはり上司には報告・連絡・相談をちゃんとしましょうということで……
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