シーズン3第4話 あらすじと情報整理と感想※ネタバレあり【スタートレック:ディスカバリー】
第4話「我を忘るなかれ」"Forget Me Not"
地球の現状は分かりましたが、未来の宇宙はまだまだ未知の世界です。
ディスカバリーは次にどこへ向かうのでしょうか……
(以下、ネタバレ全開です!)
シーズン3 第4話のあらすじ
人生における絆の殆どを930年の過去に置いてきたクルー達は喪失感にさいなまれていた。それを埋めるため、クルー達は失われた連邦の行方を探索することに力を注ぐが、ストレスに潰されそうな者もいた。
アディラの共生生物の記憶を探るため、ディスカバリーはトリルへ向かう。
だがトリル精神共同体の指導者パヴは、人間のホストとの合体という異常な共生状態を受け入れることが出来ず退去を命じる。アディラを殺してでも共生生物を取り出そうとする者まで現れるなか、精神共同体の守護者ズィーはアディラをマカラ洞窟へ連れて行く。
洞窟で共生生命との対話に挑むが、異常事態が起きアディラは消えてしまう。
アディラを助けるためバーナムも精神世界へと入る。アディラは失っていた記憶を受け入れ、共生生物との繋がりを得る。
一方ディスカバリーではクルーをねぎらうため1日の休暇とし、サルーはメインクルーを招いて食事会を催す。しかしデトマーが精神の不安定さを吐き出したのを切っ掛けに、クルー達に仲違いが生じてしまう。
その夜、コンピューターの提案で古いコメディ映画の上映会が開かれる。
艦内に笑いが湧き上がる中、クルーは自分たち自身と向き合い、互いの繋がりを意識する。
センナ・タルの記憶を得られたことで、バーナム達は連邦本部があると思われる座標を手に入れる……
情報を整理してみる
- ディスカバリーの通信装置はホログラム通信にアップデートされた模様
※この辺はちょっと曖昧で、シーズン1の頃は普通にホログラム通信使ってたんですがシーズン2の頃からビュースクリーンばかりになりました。前回ではディスカバリーが古い船だということを強調する演出にビュースクリーンが使われていましたね。 - トリルも”大火”で大きな被害を受け、共生生物とホストが激減している
- マカラ洞窟はトリルの聖地、共生生物との対話や繁殖を行う場所(DS9シーズン3「仮面の幻影」でも登場しています)
- アディラは多世代型恒星間移民船での航行中に事故で恋人のトリル人を失い、その死の間際に共生生物を受け入れた
- アディラの共生生物の名前はタル
過去のホストは、カーシャ・タル、ジョバー・タル、マデラ・タル、カーラ・タル、センナ・タル、グレイ・タル
グレイがアディラの恋人だった - スタメッツとティリーはスタメッツのナビゲート無しで胞子ジャンプをする方法を研究し始める
- ディスカバリーのコンピューターは球体データの影響で通常の機能を越えた受け答えをし始める(クルーを守りたがっているのではないかというのがサルーの推測)
今回の感想
前回と打って変わって、今回は登場人物達の心情に焦点を当てたお話でした。
派手さは全くありませんが、こういう話を出来るのは長期シリーズの強みですねぇ。これまで積み重ねてきたキャラクター描写が生きてきています。ただ一部キャラクターはまだまだ描写不足が否めませんけどね(今回リノ中佐とか登場すらしてないですし)
2話でデトマーが不調な様子だったのは何の伏線かと思っていましたが、これは精神的なストレスによるものだったんですね。完全に乗り越えるにはまだ道が険しそうですが、互いの絆がある限り心配はないだろうと信じられます。
この辺の絆とか繋がりと言ったところが今回の大きなテーマでした。トリル人の設定をここで持ってきた意図はこういうところにもあったんですね。設定の生かし方が上手いです。
一方でディスカバリーのコンピューターにまで繋がりというか感情的なものが描かれ始めました。モニターに球体データが映ったところからコンピューターの口調が変わりましたが、これってショートトレックで描いていた未来のディスカバリーのコンピューター”ゾーラ”ですよね?
あのショートトレックのお話は本編と関わらないパラレル設定的な物と思っていたのですが、ここへ来て急に繋がりが見えてきましたよ(一応見直してみたら”ブドレイシュ”(連邦崩れ)って単語はこのショートトレックで既に出てたんですね)
さて今回は静かなお話でしたが、次回はまた波乱がありそうです。もう連邦本部行っちゃうの? 展開早っ!!
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