スタートレックDS9:S5第6話「伝説の時空へ」あらすじや感想など
シーズン5 第6話(通算104話)「伝説の時空へ」”Trials and Tribble-ations”のあらすじ
ステーションに艦隊の時間調査課がやってきた。シスコ達の犯した時間違反の調査のためだ。
事件は2週間前。カーデシアからベイジョーに ”時間の発光体” が返還されることになり、シスコ達がディファイアントでカーデシアへと赴いたことに端を発する。
その際、カーデシアで捕虜になっていた商人のバリーという地球人を同乗させることになった。
DS9への帰り道、艦は突然の時空異常に襲われ105年前にタイムスリップしてしまう。それはバリーに化けていたクリンゴン人、ダービンの仕業だった。
ダービンはかつてクリンゴンの諜報部員として活動していたが、カーク船長に正体を見破られ逮捕された後、クリンゴンからは追放の身となっていた。その後人間として暮らしていたが、時間の発光体のことを知り過去を改変する計画を立てたのだ。
シスコ達はダービンを追跡して初代エンタープライズと宇宙基地K7の探索を開始する。
エンタープライズのクルーとクリンゴン人達との乱闘が起きて混乱する最中、ダービンを発見して捕まえたオドー達は、ダービンがカーク船長を暗殺するべくトリブルに爆弾を仕掛けたことを突き止める。
今度は爆弾探しが始まった。しかし100万匹以上に増えたトリブルから特定の1匹を探し出すのは至難の業だった。
だがカークの行動から食料貯蔵庫にマトを絞ったシスコは爆弾の発見に成功、カーク船長の暗殺は未然に防がれる。
ディファイアントは時間の発光体によって未来に戻り、歴史に影響を与えること無く事件は解決する。
時間調査課もシスコの報告に満足して帰って行った。
しかし過去の世界から持ち込まれたトリブルがDS9で繁殖を始めてしまい、店内に溢れかえるトリブルにクワークは頭を抱えていたのだった……
補足情報や感想など
- 「スタートレック30周年記念作品」として作られた一本です(VOY「伝説のミスター・カトー」も同様です)
- TOSシーズン2第15話「新種クアドトリティケール」とセットで見るととても楽しめます
- 撮影自体は第5話よりも先に終わっていたそうなのですが、合成処理などで時間がかかって放送は後になったそうです。そりゃ時間かかったでしょうね
- 時間調査課のダーマーとラクスリーというのはカタカナで書くと分かりにくいですが、モルダーとスカリー(Xファイル)のアナグラムになっています
- カーク船長は17件の時空違反を犯したとの台詞がありましたが、この17件はちゃんと設定されてます。全部書くと長くなるので興味のある人はググって下さい(苦笑)
- ウォーフが「外部の者には開かさないことになっている」と言っているクリンゴン人の外見についての事情は、ENTシーズン4第15話「クリンゴンの苦境」と第16話「優生クリンゴン」の2話にて描かれます。オブライエンの「遺伝子操作」という予想と、ベシアの「ウイルスによる突然変異」という予想は両方当たりです
- みんなが揃いも揃ってラクタジーノを注文するのが楽しいです。そして何といっても乱闘シーンが最高です!
- 未来に戻る前にカークと挨拶を交わすシスコのシーンは感無量ですな!今回はとにかくあらゆるシーンが楽しくてワクワクしっぱなしです。これほど見事なファンサービス回は滅多にありませんね
DS9の目次ページはこちら