スタートレック・エンタープライズ:S4第16話「優生クリンゴン」あらすじや感想など
シーズン4 第16話(通算92話)「優生クリンゴン」”Divergence”のあらすじ
暴走するエンタープライズを助けるため、コロンビア号が救援に駆けつけた。
ワープ中に乗り移るという離れ業でやってきたトリップのおかげでエンタープライズの修理は完了し、船は救われる。
事件の裏に元保安部のハリスという人物が関わっていることを知ったアーチャーの元に、ハリス本人が接触してきた。ハリスは艦隊の裏で暗躍する秘密組織の一員だった。ようやく事件の詳細を知ったアーチャーだったが、ハリスはクリンゴンのクレル提督とも共謀していた。
その頃ドクター・フロックスは優生ウイルスを抑制するワクチンの作成に成功したものの、4種類作成したサンプルのうちどれが有効かを確認するには時間が必要だった。
だがクリンゴンのクレル提督は3日以内に治療法を確立しなければコロニー全体を駆除すると通告してくる。期限に間に合わせるには人体実験をおこなう他無い。
フロックスがクヴァット・コロニーに居ると知ったアーチャーはコロンビアと共に救出に向かう。だがクレル提督が率いるクリンゴン艦隊もコロニーに到達しようとしていた。
コロニーの駆除を強行しようとするクレル艦隊との戦闘になるが、クレルの巡洋艦は強力で打ち破れない。
そこでドクターはウイルスをクレル艦のブリッジに転送し、クレル達も感染させてしまう。これによりクレルは諦め、戦闘は終了する。
アーチャーのおかげで抗ウイルス剤も完成し、何百万もの患者達も救われることになった。
だがこの影響で感染したクリンゴン人達の額からは突起が消え、地球人のような外見へと変化してしまうのだった。
補足情報や感想など
- ワープ5以下になると爆発するって「スピード」というか「新幹線大爆破」というか
- ロープを手でたぐって移動するというローテクさがなんとも(苦笑)せめて巻取り装置くらい使えよー
- コロンビアに移動してもエンタープライズのワッペンを付けたままのトリップが未練たらたらで分かりやすいですね
- ハリスが「セクション31」に付いて言及してきました。宇宙艦隊憲章の第14条31項がその名前の由来です。いつの時代でもセクション31は相変わらずのセクション31ですねぇ
- 研究所にアーチャー一人で乗り込んでくるのは流石に不自然というか無謀というか。なぜ軍人チームを連れてこない!
- というわけでクリンゴンの外見がTOSのアレになりました。実に見事に辻褄を合わせたものだと思います
- 今回の事件はクリンゴンにとっては恥以外の何物でもありませんからね。外部の者に語れないのも納得です
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