スタートレックDS9:S4第15話「モーグの息子たち」あらすじや感想など
シーズン4 第15話(通算87話)「モーグの息子たち」”Sons of Mogh”のあらすじ
4ヶ月の間行方をくらましていたウォーフの弟カーンがDS9に現れる。
ウォーフがガウロンに逆らったためモーグの一族は取り潰され、名誉は失われていたのだ。カーンも最高評議会の席を失っていた。
死んだも同然のカーンはモクトヴァの儀式を行うためにやってきたのだ。それは兄の手によって死ぬことで、名誉を取り戻す儀式だった。
儀式を行いウォーフはカーンに刃を突き刺すが、儀式に気づいて乱入したジャッジアがカーンを医療室に送り儀式は失敗する。
死ぬことすら出来なかったカーンはウォーフの紹介で保安部の仕事を始めるが、生きる意欲をなくしているカーンは密輸犯罪者に無抵抗で撃たれて再び重傷を負ってしまう。
同じ頃ベイジョー領域でクリンゴン戦艦が不審な動きをしていた。これが機雷の設置だと見抜いたウォーフは、カーンと共にクリンゴン艦に潜入し機雷の点火コードを入手する。
しかしその際にカーンは同胞を殺してしまい、不名誉を上塗りしてしまったことに絶望する。ウォーフもまた兵士の殺気に気づけなかった自分がクリンゴン戦士としての感覚を失っていることに気づいて動揺する。
ウォーフはカーンの記憶を消し、父の古い友人に頼んで別人として生きられるよう手配することにした。
ノグラ一族のロデックという新しい人生を歩むことになったカーンは、全てを忘れてクリンゴンの戦士として故郷に帰っていくのだった。
補足情報や感想など
- ちょうどローワーデッキを平行して見ていたおかげで、冒頭のバトラフとメクラフの戦い方の違いが興味深く見られました。このウォーフのメクラフをマリナーは壊したんですね(苦笑)
- ガウロン宰相はウォーフやピカードに大きな借りがあるというのに酷いものです
- 一方で借りは必ず返してもらう主義と言うオドーがおっかないです
- ストヴォコルとはクリンゴンの戦士が死後に行くとされている場所。ヴァルハラのようなイメージですね
- これまでの人生を全て失ってしまったカーンというのはどうにも納得がいきません。これまでの登場エピソード(TNGの頃から含めて)の記憶も全部失われてしまうわけですからね
- 本人の意思と他種族の文化を尊重するなら、結局は儀式を全うした方が良かったんじゃないかと思いますが……
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