ジオラマ入門に最適!トミーテックの「破壊された工場」を作ってみた
塗装済みプラモで簡単ジオラマ
トミーテックのジオコレ・コンバットシリーズ「破壊された工場」を購入しました。
以前「スモールワールズ東京」を見物してきて自分の中でジオラマ熱が一気に高まったときに、アラーキーさんの本と一緒にアマゾンで注文していた物がやっと届いたのです。
この製品自体は2018年に発売されていた「建物コレクション 廃墟」というプラモデルと基本的には同じ物です。塗装やパッケージなどをマイナーチェンジしての再発売ということのようです。
早速作ります
たしか前のバージョンの時はもっと簡易的な箱で売られていたと記憶していますが、今回はなかなか雰囲気のあるパッケージです。
パーツ構成はこんな感じ。大したパーツ数ではありませんので組立にも大した時間はかかりません。
「材質:石」と書かれた細かい石の粒が付属しているのがいいですね。付属のシールはご自由にお使い下さいとのこと。
いまどきのスナップフィットモデルではありませんので、組立には接着剤が必要です。接着しないと鉄骨も壁も全く固定出来ません。
ただ、全てABS製とのことですので、普通のプラモ用接着剤ではなくABSに対応した物が必要です。個人的にオススメなのはクレオスの流し込み接着剤ですね。これは普通のプラモ用ですがABSも接着できますので愛用しています。
やや噛み合わせの悪い所もありますが、大した苦も無く組み上がります。
壁面は左右どちらにも取付OK。壁面パーツ自体も4つに分割できる設計になっているため、自由に組み合わせを変えられます。この辺は作る人のセンス次第な部分が大きいです。付属の瓦礫を屋根板っぽく乗せることも出来ます。
シャッター回りや電気メーターなどもなかなか凝った作りです。子メーターが付いているところを見ると貸倉庫だった時期があるのかもしれません(などと想像が膨らみます)
瓦礫が色々と付属していますので、コレを簡単に置いてあげるだけでも雰囲気がグッと良くなります。内部にはクレーンも取り付けられるのですが、小さいのにしっかりスライド可動できるのが嬉しいです。
ちなみに瓦礫は単体でも購入できますので、もっと欲しい場合は追加注文することもできます。
ロボットと合わせてみますよ!
1/144というスケールなのでロボットプラモとの相性は抜群!
本来は鉄道模型用という製品ですが、どう見てもこっちのユーザーをメインターゲットにしているとしか思えません(苦笑)
重機系のロボと合わせれば解体工事現場に。小さなフィギュアとかを配置すればさらに雰囲気を作れそうです。
こっちは廃工場に潜むスナイパーロボという感じで置いてみました。
ヤバイ、コレ楽しい(笑)
簡単なブンドド用ベースとしてもかなり優秀ですよこれ。
まとめ
組み立てるだけで雰囲気の良い廃墟が作れるというのはジオラマ入門用として素晴らしいですね。
子供の頃にこんな製品があったら絶対ハマっていたと思います。
ただ塗装済みの製品ですので、ゲートの切り取り部分は塗装禿げになってしまいますし、パーツのパーティングラインなどもそのままで塗装されています。その辺が気になる人は結局塗装し直すしかありません。
とはいえ、お手軽に作る分には十分すぎるほどの仕上がりです。
本格的に作り込みたい人はじっくり手を加えればいいわけですし、そのための素材としても使いやすそうです。
私も後で細かく作り込んでみたいと思っています(とりあえず先に今作ってるプラモの方を進めないとなので後回しです……)
(追記)
↓ジオラマ製作となれば、やはりアラーキーさんの本が参考書としてオススメですぜ。