【映画】キャプテン・マーベルを見てきた【猫ちゃんカワイイでちゅねー】
Captain Marvel(原題)
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズ最新作「キャプテン・マーベル」が公開されましたので早速見てきました。
MCUシリーズもこれで21作目ですが、まあよくここまで続きましたねぇ。全部見てる自分もよく付き合ってきたものだと思いますよ(エージェントオブシールドも見てるし・・・)
正直ここまで続くとは思いませんでした。
今回は1995年のロサンゼルスが舞台。後にシールド長官となる若き日のニック・フューリーと、キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースの出会い、その活躍が描かれます。エージェント・オブ・シールドのフィル・コールソンもCG処理で若返って登場です(でもあまり髪の毛増えないのね・・・)
「アベンジャーズ エンドゲーム」の公開を来月に控え、そこに繋がる大事な要素が今回描かれるはずですので、期待しておりました。なにせ前作「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」のラストで消えかけるフューリーがギリギリで通信を送っていた相手が、このキャプテン・マーベルなのですから・・・
以下感想です(ネタバレあり)
開始直後のマーベルのロゴにまず驚きました。いつものロゴかと思ったらキャラを全部スタン・リー氏に置き換えた特別バージョン!!
スタン・リー氏の死を悼みちょっとしんみりする気持ちはあるものの、あまりにもスタン・リー推しでカッコいいスタン・リーが次々に現れるからむしろ吹き出してしまいました。悲しむよりも笑って欲しいというメッセージなのかな。エンタメ映画だしそれで良いとも思います。
序盤はこれまであまり描かれてこなかったクリーの母星の様子が描かれ、主人公もそちら側に所属で、なんだかクリーが善良な宇宙人みたいな描かれ方。えー、クリーがそんな正義側のわけないじゃん! って思うけど、知らないで見てる人にはいいミスリードですね・・・(ロナンの他にもガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに出てた敵キャラがいましたね)
逆にスクラル人が悪者と見せかけて実は善人で、最後は仲良くなってしまうのはかなり意外でした。スクラル人の設定をこのように変えてしまったという事は、シークレット・インベージョン(要するにアベンジャーズとスクラルが戦う話)はやらないという事でしょう。
ストーリーの方は主人公キャロルが過去の記憶を取り戻しながら真実を知り、真の能力に目覚めて活躍するという、まあヒーロー誕生の王道パターン。正直あまり新鮮味はありませんので、他作品との関連を全く考えず単体映画として見ると、まあ普通かなぁという印象でした。特に力に目覚めてからはスーパーマンばりに強すぎて、生身で宇宙戦艦蹴散らすとか、パワーバランスもへったくれもあったもんじゃありません。
一応、彼女の力の源は4次元キューブという事でしたが、今回の内容が加わって4次元キューブがいったいどの時系列で誰から誰の手に渡ったのかが、また分かりにくくなってしまいました。時系列順に整理してみると・・・
- オーディンが地球に持ち込む(マイティ・ソー)
- ヒドラが入手し悪用、レッド・スカルを宇宙の彼方に飛ばした後北極に落下(キャプテン・アメリカ ザ・ファーストアベンジャー)
- ハワード・スタークがキャプテン捜索中に発見(同上)
- マー・ベルが利用し、フューリーが持ち帰りシールドで保管(キャプテン・マーベル)
- ロキが強奪しNYにゲートを開くのに使用。その後アスガルドで保管(アベンジャーズ)
- ロキがアスガルドの宝物庫から持ち出す(マイティ・ソー バトルロイヤル)
- ロキがサノスに取られる(苦笑)(アベンジャーズ インフィニティ・ウォー)
ロキめ!!(苦笑)
しかしハワードからマー・ベルに渡った経緯が分からん。まあ最終的にサノスの手に渡るという結果は変わりませんので、そういうものだと思っておきましょう。シリーズ長く続いているだけに設定上の矛盾点はいろいろあるんですよねぇ。一番有名なのはシールドの名前。アイアンマン1作目で命名されたはずなのに、いつの間にか昔からあった事になってます。今ではアイアンマンでのコールソンの台詞が嘘だったという事になっているようです。
フューリーの眼の怪我も、まさか猫に引っかかれた傷とは(苦笑)でもあれ別の理由をどこかで言ってなかったっけ? ウインターソルジャーの時だったかしら? 今度見直してみよう・・・
最後のオマケは案の定アベンジャーズに繋げてきました。あのポケベル銀河2個分の距離通じるのか・・・しかしフューリーもマリア・ヒルも消えちゃったのに、よくあのポケベル回収できましたね。アベンジャーズの情報収集力すげえ。