メガミデバイス・愛花の素組みレビュー&初心者向け組み立て注意点等
アリス・ギア・アイギス 相河愛花を作るよ(その1)
最近30MMばかり作っていてマンネリ気味だったのですが、予約していたメガミデバイスの新製品、アリス・ギア・アイギス相河愛花が届いたので久々に美少女プラモを作ることにします(作りかけの陸戦アルトもちゃんと平行して作りますよ…)
アリス・ギアのゲームはプレイしていないのでキャラクターの詳細はよく分かっていないのですが、新設計のメガミデバイスということでこのプラモには期待していました。
なんと言ってもこれまでで最も等身の低い素体です。なんだかはんざいのにおいがします(苦笑)
箱は結構大きいです。中身については、またいつものギチギチに詰まった状態なのかと思ったらそれほどのことはありませんでした。
やはり気になるのは顔の出来です。これは中々いいですぞ!
私は後で塗装するので結局塗りつぶしてしまうのですが、無塗装でもかなり満足のいく物なのではないかと思います。いや下手に塗装して失敗するくらいならこれで十分すぎますね……
それでは素組みしていきます
今日は素体部分のみです(メカ部分などの装備品はまた後日)
まずは頭部
このようなパーツ構成です。
意外とパーツ分割が細かくて凝った作りです。その分合わせ目が増えますので塗装前の処理は面倒そうですけどね。
髪の毛のボリュームが少々大きくて頭が大きく見えてしまう感じはあります。個人的にはもう少し小さめでも良いような気はしますが、この辺は好みの問題でしょう。
胴体です
撮影するときにうっかり並べるのを忘れてしまったのですが、写真のパーツの他に上半身と下半身を繋ぐパーツと、パンツ部品(笑)が付きます。
矢印で示したのは特に破損に注意する必要があると思われる箇所です。キツい状態のまま力任せに差し込むとねじ切ってしまう可能性が高いですので、軸を削ってキツさを調整しておいた方が良いです。
次は腕です
シンプルなパーツ構成なので特に迷うところはないのですが、メガミデバイスの伝統通り、肩のパーツは破損の危険がかなり高いです。ここもしっかり関節調整をしなければ後で泣くことになると思います。
軸だけでなくボールジョイントも削りを入れて、簡単に抜き差しができる状態まで緩くしておきます。
関節のキツい状態は破損に繋がりますが、緩ければその心配はありません。緩すぎるとポーズがとれなくなるという心配はありますが、緩い関節を調節する方法もありますし(こちらの記事)破損するより遙かにマシです。
(余談)関節軸の調整のやり方
ちょうど良い状態に関節軸を削れれば良いだけですので、やり方はヤスリでもカッターでも何でも良いのですが、私は大体いつもデザインナイフで少しずつ削って調整してから仕上げに神ヤスなどを使って整えています。
軸に沿ってデザインナイフの刃をシュッシュッと走らせる感じです。これをぐるっと一周やって具合を試してみて、キツいようならまた一周、と繰り返して調整していきます。仕上げに使う神ヤスは600番か800番というところ。厚みの薄い神ヤスを使っています。
最後に脚です
まあこの辺はいつものメガミデバイスという感じです。ただ従来に比べるとかなり短めで太もも太いです(苦笑)やはり時代は太い脚ブーム……
ひざ関節は肩や首などと比べると破損の可能性はだいぶ低いですが、やはり調整は怠らないようにした方が良いと思います。
(余談2)ダボの調整
パーツを組み合わせるために付いている「ダボ」ですが、コトブキヤさんのダボはかなりキツめです。しっかり固定するためにキツくなっているのですが、キツすぎてかなり力が必要だったり、合わせ目に隙間が空いてしまうこともあります。そんなときはダボを少し斜めに切ってやると入れやすくなります。
ただ当然ですが切りすぎると保持力がなくなってしまいますので、やり過ぎないように注意です。私は最後は接着してしまうので多少緩くなりすぎても構わないのですが、接着しないという方はお気をつけ下さい。あと製品によってはたまに「切ってはいけないダボ」があったりもしますので、見極めは必要です。
腰回りが結構難しいですよ
手脚のパーツが揃ったところで全体を組み上げていくのですが、一番苦労したのはスカートとパンツ周り。
クリアランスがあまりなくてキツキツです。
組み付けも気を付けてやらないと、パンツやスカートを折ってしまいそうな感じです。力任せにやらず慎重にやりましょう。
合わせ目を接着をするとスカートパーツの着脱が出来なくなる構造ですので、接着する場合はいつもの磁石式への改造(こちらの記事)を考えたいところなのですが、股の関節軸が下に抜けない設計になったため従来製品のように簡単に改造できそうにありません。パンツに引っかかるため太ももだけを抜こうと思っても出来ませんし、ここは後で何か改造を考えることにします。
というわけで、素組みできました
ヤバイですね!
コトブキヤさんなんという趣味性の高い商品を……やはりはんざいのにおいがします(苦笑)
引き続き付属の装備品なども素組みしていきます(レビューその2へ続く)