2日目の行動予定
2019年8月1日になりました。今日は一日登山です。あまりよく寝れなかった割には4時にはしっかり目が覚めていました。
朝食はアルファ米の炊き込みご飯と魚肉ソーセージ、粉末のトマトポタージュスープ。普段は朝食はあまり沢山は食べないのですが、今日は動くので炭水化物をちゃんととっておきます。
重い荷物はテントに置いておいて軽装で行動する計画です。
行動食と雨具、最低限のエマージェンシーキットと水筒を、行動用の小さなパックパックに詰めます。
このパックパックは先日Y’sロード船橋店を覗いたときにセールで売っていたのを見つけて買ったものです。リュックそのものも小さく畳めて軽いですし、一緒に付いてくる収納ボトルの方も水筒として使えてなかなか便利です。
今日は「歩こう立山」というサイトで紹介していたコース(こちら)を参考にして回る予定。
浄土山から登り、雄山、別山を経由して雷鳥沢キャンプ場へ戻るコース、想定タイムは約8時間です。
浄土山で過去を見つめる
まずはキャンプ場から室堂ステーションまで引き返します。室堂駅前のわき水をボトルに詰めておきました。この水がとてもおいしいです。
そこから浄土山に向かいます。
早朝でまだ観光バスも来ていない時間ですので登山道はガラガラに空いています。天気も良くて朝の空気が心地よいです。
途中にあった展望台からの眺めです。この日はこの時間が一番景色を楽しめました。
展望台から浄土山登山道へ移動します。
登山道といいますが、完全に岩登りでした。結構厳しい道だったので、後ろから来ていたおばちゃんはちゃんと登れたのかしらと少し心配になりましたよ。
程なく頂上です。
浄土山は立山信仰においては「過去」を象徴する山だそうです。
同様に雄山は「現在」別山は「未来」だそうです。
今回この3つを時系列順に回るコースを歩きます。仕事に行き詰まって色々迷っている現在の自分にはもってこいのコースと言えましょう…
ここから次の雄山へ縦走していきます。
雄山で現在を見つめる
浄土山は殆ど人気がなかったのですが雄山は観光地としての性格が強く、一の越山荘まで来ると観光登山のグループが大変多く合流してきました。
小学生の集団なども居るため、彼らのペースに合わせながらのんびり登ります。正直自分のペースで登れないのは疲れるのですが、その辺は休憩と割り切って休み休み前進です。
登山道はやっぱり岩登り系ですが、浄土山よりはだいぶ楽です。小学生でも時間をかければちゃんと登れる山ですからね。ただ太陽が照ると暑くて参りました。
頂上に到着しました。ここは神社があって売店も充実しています。ひっきりなしにヘリコプターが荷物を搬送していました。ちょうどトイレを利用していたときにヘリが近づいてきてトイレ前が強風になって身動きできなくなりましたよ。
ちなみに神社で引いたおみくじは中吉でした。あと一番頂上にある社は拝観料500円とのこと。
別山で未来を見つめる
さて次の別山へ移動します。
同じように縦走する方も何人かいましたがあまり数は多くなく、殆どの人はそのまま雄山を降りてしまうようです。
この移動の途中から急にガスがかかり始め、景色があまり見えなくなってしまいました。
「未来」の山へ移動しようとしたら視界が悪くなるとか、なんて象徴的なんでしょう!!
まあ人が少なくなったので自分のペースで歩けますから良しとしましょう。
ただせっかくの景色が見えないと足下の石ばかり見ることになっておもしろくないですね。 この辺からだいぶ脚が疲れてきたので休憩をこまめにとり、行動食に持ってきたランチパックやチョコクッキーを楽しみますが、朝汲んできた水の残りが心もとなくなって来ました。どこかで補充しないとまずいです。
別山山頂に到着しました。 相変わらず少しガスってはいますが、だいぶマシになりました。残念ながら剱岳はあまりよく見えません。
下の方に剱沢キャンプ場が見えます。そっちのコースもおもしろそうなのですが、ちょっと上級者向けなので今回は遠慮しておきます。
雷鳥沢キャンプ場へ戻る
別山を下山し、ほどなく剱御前小舎まで降りてきました
ここから真っ直ぐ下山すると1時間程度でキャンプ場に戻れるのですが、この時点でまだ12時半と早かったので、キャンプ場へ戻る前にもう少し回り込むことにしました。
売店でペットボトルの水を購入し(500mlで400円)新室堂乗越の方へ行ってみます。
ただこちらのコース、ちょっと歩きにくかったですねぇ。 小石が多くて歩きにくいというのもあったのですが、コースの目印がかなり消えていて、ちょっと迷って時間をロスしてしまいました。
特にキャンプ場の方へ下山する分岐のあたりは大変わかりにくく行ったり来たりしてしまいましたよ。 また途中から木道に切り替わるのですが、この木道も整備が追いついていないようであちこち壊れていました。まあ仕方がないですけどね…
というわけで、木道経由でキャンプ場に戻ってきました。テント帰着14時15分。
出発が6時頃でしたので結局ほぼコースタイム通りになりました。休憩をわりと多くとっていたことを考えれば上出来です。
(つづく)