お外出たくない
最強の花粉症対策、それは花粉渦巻く外へは出ず、窓も玄関も閉め切って家の中への花粉の侵入を防ぎ、シーズン終了までひっそりと引きこもること・・・(苦笑)
まあさすがにそれは無理です。でもせめて家の中にいるときくらいは快適に過ごしたいものですよね。ここで問題になってくるのは室内への花粉の侵入をいかに防ぐか、と言う事になると思います。
窓は極力開けなければ、まあ何とかなります。洗濯物は室内干し、布団は外へ干さずに窓際で日に当てたり、いざとなれば布団乾燥機が使えます。となると問題なのは家から出入りする際に玄関から入ってくる花粉と、換気扇を回したときに家の吸気口や隙間から入ってくる花粉の2点になるかと思います。この2点を抑えてやれば、家への侵入はかなり減少するはずです。
玄関の対策
今回は玄関について考えてみます。
出入りの際に服や髪に付着した花粉をはたいて落とすのは基本としても、一緒に入ってくる空気はどうしようもありません。最近はそこを考えて玄関に置く事を想定した空気清浄機もあるようです。
今回私が対策として考えたのは、玄関のドア周りを物理的に室内側から分離してしまう事です。簡単に言うと、玄関の内側にカーテンを引いて、風除室のような空間を作ってしまおうというわけです。もちろんその風除室の空間にはドアの開け閉めに伴い外気が入ってきますが、そこからさらに室内に侵入してくる空気は大幅に減少するはずです。風除室の中で花粉が床に落ちてしまえば掃除も楽に出来ます。
ものは試し、早速やってみましょう。
ちゃんとしたカーテンレールとカーテンを吊すとそれなりに費用がかかりますしビス穴も残ってしまいます。花粉症シーズンが過ぎたら外してしまうつもりですし、実験的な意味合いも強いですので、簡単な材料で簡単に済ませる事にします。まず用意したカーテンはこれです。
幅100cm長さ225cmのビニールシート2枚入りですが、一枚だけあれば十分です。1枚の重さは283gでした。フックをかける穴も最初から開いていますので設置も簡単そうですし、この軽さなら簡単な留め具で済ませても大丈夫でしょう。ビニール製なので静電気で浮遊粉塵を吸着する効果も期待出来るかもしれません。
これを玄関に吊すことにします。テンションポールを使って突っ張り棒を設置し、そこにフックをかけて吊す事にしました。
あっという間にできました。施工時間5分弱の簡単工作です。
今まで空間だったところに急に壁が出来たような状態ですから感覚的にはちょっと妙な気分なのですが、出入り時の空気の移動はだいぶ抑えられている気がします。内容的にも大変簡単なので、試しにやってみるには良いのではないでしょうか。物理的に囲っているわけですから、少なからず効果はあるはずです。
余談ですが
よく風水だと「玄関は良い気が入ってくる通り道」だから、普段から清潔に保ち、流れを遮るようなカーテンやついたては置いてはいけない、等と言われたりします。それに従うと今回のこのカーテンは風水的には明らかにNGと言う事になるのですが、私の意見は少し違います。
花粉症に苦しむ人達にとっては、花粉を大量に含んだ空気こそが「悪い気」その物だと思うのですよ。それの流れを遮って家への侵入を防ぐことの何が悪いのでしょうか。むしろこれは風水的にも正解なんじゃないでしょうか?
まあ科学的裏付けは何もない話なんですけどね。