【30MS】フェイスパーツの塗装は今回こうやってます
選抜オーディション用のシスターが完成しました
今月から30MSの公式コンペ「選抜オーディション」が始まっています。
ここ最近はこれに投稿するための作品作りに集中していたのですが、ようやく完成し投稿が終わったので、年内のプラモ活動は一段落です(まあ明後日には「あお」が発売になるんですが……)
ステラ・ホワイト
病院で働く看護師見習いのSISTER
まだまだ未熟なものの日々全力で奮闘中。
今回のオーディションには親友が勝手に応募してしまったとのこと。
F型手脚を装備しているため実はとっても力持ち。でもそれが失敗の原因になることも…
(リプに続く)#30MS選抜オーディション pic.twitter.com/jBaUlVDGNF— raccoon81920 (@raccoon81920) December 19, 2022
大まかな製作工程はツイートのリプの方で書いてるのですが、本当に大雑把な内容なので、もうちょっと詳細をブログの方で書こうと思います。
今回はフェイスパーツ編です。
顔が一番大事です
なんだかんだ言ってパーツの入手性が悪い30MSシリーズのため、今回はオプションボディパーツ+フォレスティエリの手脚を寄せ集めて作っていたりします。
この組み合わせをすると、割と低身長なロリ系素体になります。
ロリ系だと最近発売されたリリネルとララネルがあるわけですが、どちらも入手がやや難であるのと、顔の感じが私の思っていたのとちょっと違っていました。
特に笑顔のパーツが笑顔というより叫び顔という感じなのがイメージと決定的に違い、ここが大いに不満だったのです。
口を開いた普通の笑顔が30MSシリーズには無いんですよねぇ。ならばそれを自作してやろうというのが今回の出発点でした。
まずノッペラ顔にペンで顔を描いて大体のイメージを決めます。後で消せるように水性ペンで書いてます。
これを元にデザインナイフやスジ彫り用のタガネなどを駆使して口を掘り込んでいったのですが、慣れない作業なのでとても手間取りました。
一番役に立った道具はスピンブレードの1mmサイズでした。彫刻刀としてとても有能です。
ある程度掘り込んだら髪の毛パーツも合わせて全体を見ながら微調整。この写真だとまだ口が歪んでますね。もう少し調整が必要です。
塗装工程は手間がかかるのです
満足できる形状になったら塗装に移ります。顔は工程が多いので時間がかかります(その殆どは乾燥にかかる時間なのです)
私が今回やった手順は以下の通りです。これから顔塗装に挑戦しようという方の参考にでもなればと思います。
- グレーサーフェーサーを吹いて傷の確認と修正
- 傷を直したら白サーフェーサーを吹いて下地を整える
- ラスキウスのホワイトピーチ(肌色)を全体に吹く
- ラスキウスのクリアーペールレッドで濃淡を付ける
- ラスキウスのクリアーホワイトを吹いて全体を整える
- 全体に光沢クリアーを吹く(1回目)※デカール貼るための下地を作る
- デカールを貼ります
公式デカールのルルチェ用のものを使っています。
まつげを切り飛ばし、やや角度を付けて垂れ目を少し強調するような感じで位置を決めました。閉じ目や眉毛はティアーシャ用のデカールと組み合わせています - 全体に光沢クリアーを吹く(2回目)※デカールの保護
- デカールのタッチアップと口の塗装をエナメル塗料で行う
- 全体に光沢クリアーを吹く(3回目)※エナメル塗料の保護
- 仕上がりを確認しながらエナメル塗料で口紅を入れたり若干の修正を入れたりなどの微調整
- 全体につや消しクリアーを吹く ※修正の保護と同時に表面を少し荒らす
- タミヤウエザリングマスターで頬紅を入れる ※光沢クリアーのツルツル面だと上手く定着してくれません
- 全体に光沢クリアーを吹く(4回目)※ウェザリングマスターの保護
また、ここのクリアーにはUVカットクリアーを使っています - 全体をスーパースムースクリアーで吹いてつやを消したら完成です
改めて箇条書きにして見ると工程多いですねぇ。
クリアーを吹く度に乾燥に時間をとるので、なかなか工程が進みません。
また、吹きつけの度にエアブラシを清掃するのは面倒なので、私はサーフェーサーと光沢クリア塗料については、洗浄のいらない flyer-sr というエアブラシを使用しています(こちらでレビューを書いています)
サーフェーサーと光沢クリアは吹きつけの頻度が多いので、このエアブラシを導入してから作業が各段に楽になりました。
ただ最後のスーパースムースクリアーには普通のエアブラシを使っています。
flyer-sr でつや消し塗料も試したことはあるのですが、flyer-srは塗料をドバッと吹くのが得意なエアブラシのため、ときどきクリア成分が飛びすぎてツヤが上手く消えてくれないことがあるのですよ。
仕上げのつや消しは丁寧に吹きたいですので、やはり最後は細かい調整の出来るエアブラシの方がいいと思います。