新スタートレック:S5第8話「潜入!ロミュラン帝国・後編 ミスター・スポックとの再会」あらすじや感想など
シーズン5 第8話(通算108話)「潜入!ロミュラン帝国・後編 ミスター・スポックとの再会」”Unification II”のあらすじ
スポック大使は連邦とは別に独自の外交をしていると言う。だがピカードはスポックのスタンドプレーを批難すると共に、サレクの死を伝える。
スポックはロミュランとバルカンの再統一を目指して人々の間で草の根的な活動しており、少しずつだが成果は出ているようだった。
スポックはパーデック議員の仲介でネラル総督との面談に成功する。総督はスポックの理想を支持するという。
ピカードは罠の可能性を疑うが、スポックは危険を承知で総督を信じると決意する。しかし総督はシーラ司令官の指示で動いていた。
一方、密輸業者の足取りを追ったライカーは、フェレンギ人から情報を得て、中立地帯のガロンドン・コアへ向かう。
データはガロンドン・コア近くにいたバロリア船とロミュラン情報部の通信を傍受し、総督がスポックを騙している証拠を掴む。だがピカード達はシーラ司令官に捕らえられてしまう。パーデック議員も裏切っていたのだ。
スポックに和平の声明文を読ませて安心させ、使節団を装った襲撃部隊によってバルカン星を占領するのがシーラの計画だった。バルカン船を入手していたのはその使節団の船として利用するためだった。
しかしスポックとデータは、声明文の代わりに襲撃計画を暴露する通信を送ることに成功する。
エンタープライズは使節団を迎え撃つため迎撃コースをとるが、ロミュラン・ウォーバードが現れ使節団の船を破壊、証拠を隠滅してしまう。
ピカード達は引き上げることにするが、スポックはロミュランに残って活動を続けることにするのだった。
補足情報や感想など
- スポックがピカードをカークと重ね合わせて語るシーンはTOSからのファンへのサービスですね
- スポックとデータとの絡みというのはファンとしては念願のシーンといえましょう
- クリンゴンオペラを歌うウォーフとか結構珍しいシーンです。もう少し聞きたかったなぁ
- ガロンドン・コアはシーズン3第7話「宿敵! ロミュラン帝国」でジョーディが取り残された惑星です
- ロミュランの和平使節団を装うのにわざわざ盗んだバルカン船を使う理由がイマイチ分かりません。これを用意する手間をかけたせいで却ってエンタープライズに動きを察知されてるわけですし……
- 証拠隠滅にしてもウォーバードがバルカン船を破壊したという事実が残った上に襲撃部隊は全滅です。明らかにロミュラン側の分が悪いです
- 今回の前後編はサービスシーンは多くて楽しめるものの、ストーリー上の細かい粗は目立つ印象です
- スタッフが映り込んでしまっていた有名なシーンは、リマスター版だとちゃんと修整されていますね
- 原語のサブタイトルが ”Unification I” ”Unification II” と続きましたが、実は ”Unification III” が存在します。今回の話の直接的な続編ではありませんが、スポックの活動が最終的にどういう結果をもたらしたかを知ることが出来ます。その話がディスカバリー・シーズン3第7話「真の統一」です。ただいきなりその話だけ見ても内容について行けないのは確実ですので、ぜひディスカバリーも1話から順に見てみて下さい(苦笑)
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