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30MM

【30MM】BS朝日「ノゾキミ企業参観」 で30MMが紹介されたぞ!

投稿日:2019年10月20日 更新日:

30MMがテレビで紹介されました

2019年10月19日放送の、BS朝日「ノゾキミ企業参観」という番組で30 MINUTES MISSIONSが紹介されました。なかなか良い番組内容でしたので簡単にまとめなどを。

この番組は企業の若手社員の両親に授業参観ならぬ企業参観をしてもらって、その仕事ぶりを通して企業紹介をしていくというような番組でした。

今回の前半は猫専門の獣医師さんを紹介し、後半が30MMの企画を担当している齋田直希さんの紹介でした(猫の方のお話も見ましたが結構面白かったですよ)

まずはバンダイスピリッツの企業紹介から始まりました

  • 企画・設計・デザイン・金型・生産まで、静岡工場ではものづくりの全てを行っている
  • 静岡工場の社屋の高さは初代ガンダムと同じ18メートル
  • ガンプラの種類は2000種以上、累計出荷数は5億個以上
  • 2018年にプラモデル・フィギュア部門の成長を目的に「BANDAI SPIRITS」が誕生
  • 従業員数は552名、全員が乗組員というイメージで部門ごとに統一したガンダムの制服を着用している
  • 静岡工場では年間約1600万個のプラモデルを製造している

プラモデルができる工程としては

  1. 企画開発チームがデザインのコンセプトを考える
  2. 設計開発チームがパーツの構造を組み立てる
  3. 製作チームが金型を製作する
  4. 金型からパーツを製造していく

という流れ。齋田さんが担当しているのはこのうちの企画で、彼が企画したシリーズが30MMというわけです。

30 MINUTES MISSIONSの特徴として

  • 30分で組み立てられるというコンセプト
  • 各部位ごとにパーツがまとまっていて、端から順番に直感的に組み立てが可能

の2点を挙げていました。

陸戦型の開発経緯を紹介

番組では来年発売予定の陸戦型の開発経緯を中心に紹介していました。

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新型機(空・陸・水中・宇宙)の4機種について、企画開発チームマネージャーの安永亮彦さんに説明するところから始まりました。

齋田さんの説明に対し安永マネージャーの指摘は

  • 各機体の役割を、パッと見でユーザーに伝える必要がある
  • 陸戦ならタイヤ、空なら羽、といった分かりやすいオプションパーツは必要
  • 陸戦なら陸地のどこで戦うのかというイメージをユーザーに伝えなければならない

このような指摘を元にデザインを修正、社内プレゼンを通した後に設計との打ち合わせに移ります。

設計担当の望月克二さんと遠藤晃洋さんとの打ち合わせで、

  • 陸戦なら戦車という方向性でキャタピラへの換装を考えたい
  • 30MMは総パーツ数80前後と決まっており複雑な構造に出来ない
  • 30MMシリーズはガンダムのように世界設定が存在しないので、企画と設計で話しながら世界観を広げていくのが大事な部分

といったお話が語られました。

その後、イラストから3Dデータを立ち上げ、データを元に3Dプリンタで樹脂パーツを試作する様子が紹介されました。

それを組み上げてさらに検討、可動域の問題などを洗い出しながら設計を進め、6回の試作を繰り返して、ホビーショーで公開された形状に辿り着いたそうです。

齋田さんは子供の頃ほとんどプラモデルを作った経験がなく、そんな自分がプラモデルを手がけることに、最初は抵抗があったとのこと。しかし気持ちを切り替え、全く知らないことを強みにして新しいことをやろうと考えたのだそうです。

模型ホビーショーの紹介

最後は模型ホビーショーの裏側紹介です。

30MMシリーズはまだ認知度が低く、来場者の3割以上は製品について全く知らないことを前提に展示をしなければならない、ということを上司の方が事前に指摘していました。しかし商品タイトルのパネルを用意していなかったとのことで、前日の夜に緊急で追加のパネル発注をするといった慌しい様子が紹介されました。

また展示ブースの立地が会場の一番奥側という不利な場所で、なかなかお客さんが来なくて苦労する様子も描かれました。当日私も行きましたが、確かに分かりにくい場所でしたね(ちなみに私も映像にチラッと映ってました(苦笑))

あとはトークショーの様子の紹介、そしてトークショー後にブースを訪れるお客さんが増えてホッとする様子なども映されました。

最後はこっそり見ていたご両親と対面してドッキリという微笑ましいシーンで締め。凄く照れてましたね(親が職場見に来たら、そりゃ照れるよなぁ)

「過保護みたいで恥ずかしい~」って笑ってましたが、まったく同感です。

マネージャーの安永さんによると

「プラモデルを知らない彼だからこそ、誰もがプラモデルの入り口に立てるような商品を企画できた。これは間口が広がる良い商品だと思った」

と評価していらっしゃいました。

企画の経緯や試作品が紹介されるといった点でもファンには見所の多い番組でしたが、的確な指摘をする上司の方々や、齋田さんの人柄も分かって、私は益々このシリーズが好きになりました。今後にも期待しています。







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