スタートレック・ヴォイジャー:S3第5話「救世主フェレンギ」あらすじや感想など
シーズン3 第5話(通算47話)「救世主フェレンギ」”False Profits”のあらすじ
ワームホールの反応を感知したヴォイジャーは調査にやってきた。だがそのワームホールはかなり不安定な様子だった。
キムとトレスの分析でワームホールがアルファ宇宙域に通じているのは判明したものの、入り口の位置が絶えず移動するため捕まえるのが難しい。そこで入り口の方を引き寄せることを計画する。
一方、近くのMクラスの惑星にレプリケーターの痕跡をみつけ、チャコティとパリスが上陸調査に向かう。すると街は2人のフェレンギ人によって支配されていた。
そのフェレンギ人達は、かつてバーザンワームホールに飲まれて行方不明になったアリドールとコルの2人だった。
2人はこの星に降臨すると言われている神 ”セイジ” の伝説とレプリケーターを利用して、この星の人々から搾取を行い贅沢三昧の暮らしをしていたのだ。
ジェインウェイはこのフェレンギ人達をアルファ宇宙域に連れ帰ることに決めるが、2人は帰るのを拒絶する。また既にフェレンギ人達はこの惑星の神同然の立場になっていたため、彼らが急にいなくなれば社会に混乱をもたらしてしまう。
そこでニーリックスがグランドネーガスの代理人になりすまし、2人の財産を没収してアルファ宇宙域へ呼び戻そうとするのだが、これは正体がバレて失敗してしまう。
伝説ではセイジは最後に炎の翼に乗って去るとされていた。
そこでこれを利用して民衆を扇動し、フェレンギ人達がこの惑星に居られないように追い詰めてヴォイジャーに収容する。
だが諦めの悪いフェレンギ人達たちは、シャトルを奪って惑星に戻ろうとする。
転送を妨害しようとフェレンギ人が発した重力子パルスのため、ワームホールは再び不安定になってしまう。
フェレンギのシャトルはワームホールに吸い込まれ、後を追ったヴォイジャーが入る前にワームホールは消えてしまうのだった……
補足情報や感想など
- TNGシーズン3第8話「非情なる駆け引き」の後日談になっているエピソードです
- VOYシーズン3のこの辺りのエピソードは制作順が入り交じっているため時系列がかなり前後しています。この時点では前回のドクターの話が一番後の話で、今回を含めて3話ほどはそれよりも過去の話が続きます
- 帰りたくないフェレンギ人達の方がアルファ宇宙域に戻り、ヴォイジャーが取り残されるというのは不憫でなりませんな……がっくりと肩を落とすチャコティが印象的です
- ただワームホールの出入り口は両方とも不安定になったと言ってますので、フェレンギ人たちがアルファ宇宙域に帰れたとは限らないんですよね
- フェレンギ人達に関わらなければアルファ宇宙域に戻れた可能性はかなり高かったんですけどねぇ
- TNGのエピソードの後にフェレンギ人の設定や印象がだいぶ変化したことを実感できるお話でした。グランドネーガスとかDS9見てなきゃ分かんないですし
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