新スタートレック:S7第12話「難破船ペガサスの秘密」あらすじや感想など
シーズン7 第12話(通算164話)「難破船ペガサスの秘密」”The Pegasus”のあらすじ
緊急の任務でプレスマン提督がエンタープライズにやってくる。提督はライカーが初めて勤務したペガサス号の艦長だった人物だ。
ペガサス号は12年前に大破し、ライカーを含む9名だけが生き延びていた。
だが最近になって船の残骸がロミュランによって発見されたというのだ。ペガサス号には実験的な最新技術が使われていたため、ロミュランより先に残骸を改修するか破壊する必要が生じたのだ。
デボリン星系にやってきたエンタープライズは、早速ロミュラン・ウォーバードの歓迎を受ける。ロミュランのシロル司令官はのらりくらりと目的をはぐらかすが、それはピカードも同様だった。
だが提督とライカーは秘密を抱えていた。ピカードはライカーを問い詰めるが、ライカーは頑として口を割らなかった。
小惑星の中にペガサス号を発見し提督とライカーが2人だけでペガサス号に乗り込むが、ライカーは提督に激しく反発する。
12年前、条約に違反して遮蔽装置の研究を進めていたプレスマン艦長に対し、ペガサス号のクルーは反乱を起こしたのだ。多くのクルーが犠牲になったがプレスマン提督はいまでも装置の開発を諦めていなかった。
しかし動きを察知したウォーバードにより、エンタープライズは小惑星の亀裂の中に閉じ込められてしまう。
ペガサス号から入手した遮蔽装置を装備することで岩盤をすり抜け、エンタープライズは小惑星から脱出する。
だがピカードは遮蔽装置の件を自ら公にし、提督とライカーを逮捕する。
これから事件の詳細について厳しい調査が行われることになるが、長年の秘密を打ち明けたライカーの気持ちはむしろ晴れやかだった。
補足情報や感想など
- ピカードとライカーの信頼関係の揺るぎなさが心地いいエピソードです
- 連邦のスパイとか情報局という言葉は出てきますが、まだセクション31の名前は出てきませんね
- ロミュランが乗り出してくる辺りでペガサス号が研究していた物が何なのかはすぐ予想が付きますね。
- 連邦とロミュランの間のアルジェロン条約により、連邦は遮蔽装置の開発を禁じられています。まあ裏では色々やってますし「ディスカバリー」で描かれた未来世界だと民間船でも遮蔽装置を積んでたりしますけどね
- 簡単に着脱できて持ち運びできる遮蔽装置というのは大変便利ですが、この辺はTOSシーズン3第2話「透明宇宙船」が元ネタになっています。そちらの事件はアルジェロン条約が結ばれるより40年ほど前の出来事なので、連邦もまだ遮蔽装置の開発をしていたようです
- ちなみにTOSの時チャーリーはロミュランから奪った遮蔽装置をわずか15分でエンタープライズに装備し稼働させました(えー)今回はデータとジョーディの技術力を持ってしても8時間かかりましたよ!(苦笑)
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