新スタートレック:S4第11話「ヒューマン・アンドロイド・データ」あらすじや感想など
シーズン4 第11話(通算85話)「ヒューマン・アンドロイド・データ」”Data’s Day”のあらすじ
データはブルース・マドックス中佐に宛てた報告書を作成していた。それはデータの日常を記録したものだった。
その日データは結婚式で花嫁の父親役を務めることになっていた。転送主任のオブライエンとケイコの結婚式だ。
データは贈り物を何にするかで悩んでいた。ウォーフに相談するがあまり要領を得ない。
ケイコは土壇場になって結婚をやめると言いだし周囲を慌てさせていた。データは説得を試みるが、ケイコの心情が理解できず上手くいかなかった。ディアナは余計なことを言わずに放っておけと釘を刺す。
データは結婚式でダンスを贈り物にすることにし、ビバリーからダンスのレッスンを受ける。アンドロイドのデータはあっという間に上達してしまった。
一方エンタープライズはバルカン人のティペル大使の指示で中立地帯へと進路を向けていた。ティペル大使はロミュランのメンデック提督と秘密会談を行おうとしていたのだ。だが転送事故で大使は死亡してしまう。
事故調査の責任者となったデータは、これが事故に見せかけた誘拐だと突き止める。エンタープライズは急遽ウォーバードを追跡するが、実はティペル大使の正体はロミュラン副司令官のセレクだった。彼女はロミュランのスパイだったのだ。だが5機のウォーバードに迎撃されたエンタープライズは、撤退するしかなかった。
帰路についた艦内ではオブライエンとケイコの結婚式が行われていた。式はつつがなく終わり、2人は無事夫婦となった。
データは人間の感情の複雑さに、改めて思いを巡らせるのだった。
補足情報や感想など
- 今回はデータのモノローグで話が進むコメディタッチのお話です。変則的な構成ですが、各キャラクターに上手く焦点を当てている佳作だと思います
- マドックス中佐はシーズン2第9話「人間の条件」や「スタートレック:ピカード」にも登場しています
- オブライエンの奥さんケイコ・イシカワ(旧姓)の初登場です。この人も後々まで登場機会が多いキャラクターですねぇ。ちなみにマイルズ・オブライエンというフルネームも今回初めて語られましたね
- データの愛猫スポットが初登場です(今回は名前は出てきません)
- 平凡なエンタープライズの日常を描く、というような趣旨のお話ですが、それならロミュラン関係のエピソードは無くても良かったんじゃないかなぁ
- 本当にスパイだったのかという点について検証無しにそのまま言われたことを信じてしまうのはちょっと違和感あり。まあスパイだったんでしょうけど
- ロミュランのスパイがあれだけ堂々と入り込んでいるというのは艦隊としてはかなりマズいのでは……セクション31しっかりしろよ!(この時期は後のオウ准将も艦隊に入り込んでいるはずだし)
- 結婚式は神前式なのか洋風なのか、ごちゃ混ぜでわけがわかりません(苦笑)
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