新スタートレック:S3第20話「孤独な放浪者」あらすじや感想など
シーズン3 第20話(通算68話)「孤独な放浪者」”Tin Man”のあらすじ
ハヤシ星系のチャートを作成中、U.S.S.フッド号がランデブーしてくる。新たな秘密任務を伝えるためだった。そして任務のために、タム・エルブランという人物が乗船してくる。
タムはかつてディアナの患者だった。非凡な才能を持ったテレパスなのだが、他者とのコミュニケーションには問題がありそうだった。
目的地はベータ・ストロングレン星。まもなく新星化を迎えるその星の軌道上で、宇宙船のような生命体、通称”ブリキ缶” が発見されたのだ。
通常の交信手段はすべて失敗し、最後の手段としてテレパスによるコンタクトをしようとしていた。
だがストロングレンはロミュランも領有権を主張しており、調査船を派遣して来る。
出現したウォーバードはエンタープライズを牽制すると、ブリキ缶への接触を試みるが失敗、そしてブリキ缶の破壊に踏み切ろうとする。
これを防ごうとしたタムは、休眠中だったブリキ缶をテレパシーで目覚めさせる。ブリキ缶が放った攻撃はウォーバードを一瞬で粉砕し、エンタープライズも多大なダメージを負う。
ブリキ缶の名前はガムトゥといい、何世紀も前から孤独に宇宙を漂っているらしい。そしてガムトゥは死に場所を探していた。
新たなロミュランウォーバードが出現しガムトゥを破壊しようとする中、タムとデータがガムトゥに乗船する。ガムトゥは宇宙船そのものであり、元々は乗員たちと共生していたのだ。
タムはガムトゥの新たなクルーとなって共生関係を結ぶと、エンタープライズとウォーバードを弾き飛ばす。タムはデータをエンタープライズに戻し、ダムトゥと共に姿を消すのだった。
補足情報や感想など
- ハヤシ星系という名前が日本人としては笑ってしまいますが、吹替だとドールマン星系に名前変えられちゃってますね
- フッド号はライカーとジョーディがエンタープライズに来る前に勤務していた船です。デソト艦長がライカーに親しみをもって話しかけるシーンが和みます
- 心を読め過ぎてしまうタムがデータには心を開くというのが皮肉が効いてますね
- 原題サブタイトルの ”Tin Man” といえば ”オズの魔法使い” のブリキの木こりのことですが、これをガムトゥとデータの双方にかけているのが粋ですね
- 宇宙船がそれ自体ひとつの生命体というのは、なかなかSFらしくて好きです
目次ページはこちら