100均材料で作るドールハウスその④ 壁のロゴは地味に難題です
壁にロゴを作ります
店舗ジオラマにおいて壁面は結構面積も大きく、そのまま何の装飾も無いままでは間延びしてしまいます。
コトブキヤ立川店さんにある店舗ジオラマだと、レジの奥の面は木目の壁にコトブキヤのロゴが貼られています。これを真似することにしましょう。
ちなみに実際の店舗のレジ奥がどうなっているのか秋葉原店で観察したところ、奥側は全て棚になっており、備品置き場として使われていました。もちろんロゴなどは一切ありません。現実は実用第一のようです。
まずコトブキヤのロゴデータをネットから拾い、それを紙にプリントして大体の大きさと位置を決めました。
写真に撮ったときにフィギュアの頭より少し上くらいになるように調整しています。
次にこのプリントを使って型紙を作りました。これを元にしてプラ板を切り出していきます。使用したのは1mm厚の普通のプラ板です。
以前作った「プラ板裁断機」を使ってバンバン切り出していきます。市販のRPカッターなどでも同じ事が出来ますが、残念ながらこの商品は相変わらず品薄なようです。
細かいところはカッターとスジ彫り用のタガネを使って切り込んでやりました。
やはり裁断機があると直線の裁断や直角の切り出しはかなり楽ちんです。あまり手間取らずにここまでは出来ました。
大きなロゴはこれでオーケー。問題は細かい文字の方です。
最初は大きな文字と同様に型紙を使って切り出そうかと思ったのですが、細かくて上手くいかなかったので・・・・・・
小さいロゴのデカールを作成しました。クリアーデカールにコンビニコピー機で印刷して作っています。
これをプラ板に貼り付け、それを元に切り出しました。細かい作業なのは変わりませんが、型紙からプラ板に書き写す作業がまるまる省略出来るというわけです。
切り終わりました。小さい文字に貼ってあったデカールはこの時点でヤスって剥いでしまいます。ここまで来れば後は楽勝です。
緑色で全体を塗装し、壁に貼り付けていきます。
最初の型紙はこの貼り付け時にも位置決めに使います。ロゴの貼り付けはバランスがかなり大事なのです。ここで崩れてしまってはこれまでの苦労が台無しですからね。
接着は水性の接着剤を使いました。はみ出しても乾燥前なら塗らした綿棒などで綺麗に拭き取れるので、この接着剤は普通のプラモ作成時も塗装後の接着作業で重宝するオススメ商品です。
いい感じに出来ました。
まだ壁面回りは少し寂しい感じですが、ここから荷物を積んでいったりポスターを貼ったりしていけば、かなり賑やかになることでしょう。