まんが宇宙大作戦:S1第7話「惑星ファイロスの巨人」あらすじや感想など
シーズン1 第7話「惑星ファイロスの巨人」”The Infinite Vulcan”のあらすじ
エンタープライズは新しく発見された惑星の調査にやってきた。
惑星には高度な科学力で作られたと思われる建物や防衛装置があった。
調査中、ミスターカトーが有毒植物レトローの毒にやられてしまうが、植物系の種族ファイロス人が現れ解毒してくれる。
しかし油断した隙にスポックがさらわれてしまう。
ファイロス人のアグマーによると、この星は以前やってきた人間が持ち込んだ疫病によって滅びかかっているらしい。
そこにケニクリアス5世と名乗る巨人が現れる。彼は200年前の優生戦争時代の地球の科学者だったが危険思想の持ち主として追放されていた。彼は巨人型クローンを引き継いでこの星で生き続けていたのだ。
引き上げたふりをして潜入したカーク達は、アグマーに地下施設へ案内される。ケニクリアス5世はそこでスポックの巨人クローンを作っていた。
除草剤を武器にして戦い、元のスポックの体を救出するが、スポックの意識は巨人クローンに移されていた。
ケニクリアスの目的は、強力な支配者種族を作り出して銀河を武力で納めることだった。スポックはその材料にされようとしていたのだ。
だが時代は変わり、既に銀河にはそんな種族は必要とされていなかった。
カークは巨人スポックを論理で説得し、巨人スポックは精神融合で元の体と精神を分割する。
ケニクリアス5世と巨人スポックは、ファイロス人復興のためにこの星で働くことにするのだった。
補足情報や感想など
- 優生戦争の設定をしっかり入れてくるあたりはさすがです。
- クローンを作り体を引き継いで生き続けるというSFアイデアをこんな頃から映像化しているのは驚きですが、クローンという考え方自体は19世紀の頃からあるそうです
- 日本でも「ルパンVS複製人間」が5年ほど後に作られていたりします。この頃のSFトレンドの一つだったようです
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