スタートレック: SNW・S2第10話「覇権」あらすじや感想など
シーズン2 第10話「覇権」”Hegemony”のあらすじ
連邦宇宙域の外側に位置するパルナッソス・ベータのコロニーへと支援に来ていたU.S.S.カユーガ。しかし突如コロニーはゴーンからの襲撃を受けた。
カユーガからの緊急通信を受け急きょ駆けつけたエンタープライズだったが、発見したのは大破したカユーガの残骸だった。通信妨害により生存者の探知も転送もままならない。
惑星に取り残されている生存者を救助しようとするパイク船長だったが、艦隊からの命令で待ったがかかる。しかし船長は命令を無視して行動を開始した。
カユーガの残骸を利用して密かにシャトルで上陸したパイク達は、なんとかバテル船長たちとの合流に成功するのだが……
情報を整理してみる
- パルナッソス・ベータの都市は古いアメリカの街並みを模して作られていました。TOSだとこういう風景の惑星に上陸するエピソードはよくありましたね(ロケ地の都合だったりするわけですが)
- コロニーの人々は惑星連邦に属することをあまり好ましく思っていないそうです
- ゴーンはパルナッソス・ベータよりもやや連邦よりの位置に境界線を設定して、領域への進入禁止を通告してきました
- 艦隊は対ゴーン用の改良型フェイザーやトライコーダー、冷凍手榴弾などを用意していました
- 宇宙大作戦でお馴染みの頼もしいエンジニア、モンゴメリー・スコットが初登場です。この時点では中尉とのこと。案の定ペリア中佐の教え子でした。あとチャーリー呼びではありませんでした(苦笑)
- スコットは太陽調査船のスターダイバーに乗っていたところをゴーンに襲われてシャトルで脱出し、この星系にたどり着いたとのこと。その際に対ゴーン用のカモフラージュ装置を考案しました。またゴーンの本能を利用して彼らを誘導できる可能性を発見しました
- ゴーンの通信妨害を止めるため、スポックはカユーガの円盤部残骸を惑星に墜落させて妨害装置にぶつけ、これを破壊しました
- 研究プロジェクトに向かうためカユーガに同乗していたチャペルは死んだと思われていましたが、大破した円盤部で生き残っておりスポックに救助されました
- バテル船長はゴーンの卵を植え付けられていました
- 妨害装置を破壊したおかげで地上からパイク船長、バテル船長、スコットを転送することには成功しましたが、数百人いた住民の生存者達は先にゴーンに転送で奪われてしまいました。ラアン、オルテガス、ムベンガ、サム・カークもさらわれてしまいました
- ゴーンの増援が続々と集結しつつある中、エンタープライズには艦隊から撤退命令が下りました。果たしてこの状況でパイク船長のとる決断は……?(次回へ続く)
- 今回の宇宙歴は2344.2
今回の感想
例によってこのシリーズでのゴーン描写はエイリアンっぽくて、バテル船長に卵が産み付けられてることが分かるシーンなんかはもろにアレでしたね。とはいえ宇宙服を着たゴーンというのはちょっと新鮮でした。爬虫類型異星人もやっぱり宇宙服は必要なのね(そりゃそうか)
今回はシーズン最終回なので、おもいっきりクリフハンガーで次回へ続くです! あーまったくもう、いいところで!!
住民達が無事に転送されてホッとしたと思ったら実は……というミスリードを狙った演出はなかなかニクいところでしたが、転送エフェクトの色と形が違うんですぐ分かっちゃいましたよ。
住民だけでなくメインメンバーもさらわれちゃってるとなれば素直に撤退はありえないでしょうし、囚われたメンバーにもゴーンに詳しいラアンが含まれていますから、彼女たちも簡単にやられはしないでしょう。
まあメタ的に言えば、ムベンガやサムはTOSにも登場するキャラですから命の心配はありませんね。次回が救出劇か脱出劇になるのは間違いないでしょう。もしさらわれたのがTOSに出てこないラアンとオルテガスだけだったら危ないところでした(えー)
あと気になったのは大破したカユーガでチャペルだけが生き残っていたってところ。あれはなんというか……他にも生き残ってた人居たんじゃないかと思うんだけどなぁ。
そして旧作からのファンとしてはついに登場したモンゴメリー・スコットが見所でしょう。ちゃんと「若い頃のスコット」って感じがしてグッドです。次回で勝利の鍵になりそうな要素を2つも持ち込んでくれたので、ちゃんと逆転の目はありそうですな。
次のシーズン3はやっと撮影が始まったばかりだそうなので、配信は少し先になりそうですね。
というわけ来月からはディスカバリーの最終シーズンを楽しみましょう!
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