寝室に室内用ベッドテントによる防寒は有効か?実際に試してみよう!
睡眠中の乾燥防止と保温の手法を考え直します
気温も下がり空気も乾燥してきて、そろそろ鼻や喉の乾燥対策を始める時期になってきました。
昨年までは「おやすみドーム」と呼ばれる囲いを作り、頭の周りだけ温度と湿度を閉じ込めるといった手法をとったりしていました。
これがなかなか快適で、鼻や喉はかなり良好な状態で眠ることが出来ていました。
しかしながら問題点もあり、特に感じていたのは、寝返りが打ちにくくなることによって睡眠姿勢が限定され、腰に負担がかかることでした。
今年はこれを何とかしようと思い、以前一度は導入を考えたものの却下していた、室内用のテントを試してみることにしました。
実際にそのような用途の商品は販売されています。
布団全体を囲えるのでしたら寝返りも自由に打てるはずです。
ですが、どの程度の断熱効果があるかも分からないのに、わざわざ新しくテントを買うというのも気が引けます。
そこでアウトドア用として現在所有している2人用サイズのテントを使って、どの程度の効果があるのか試してみることを考えました。
室内用テントとアウトドア用テントとの大きな違いは床面の生地の有無です(※室内用でも床面があるものもあります)
床面がないものは、ベッドや布団に被せるように置く事が出来ます。また出入り口も大きめに作られているようです。
アウトドア用の方は床があるため、先にテントを設置した後に、内側に布団を敷かなければなりません。
また、普通なら布団から畳に逃げるような湿気が全て布団に残ってしまいますので、かなりジメジメしそうな気がします。
逆に言うと、その分アウトドア用の方が密閉性は良いですので、湿度を保つ効果は高いかもしれません。
ともかくは、実践あるのみです
早速寝室にテントを設置し、中に布団を敷いてみました。
このテントだと敷き布団が内側にちょうど収まるサイズでした。もう少し広い方が過ごしやすそうな気がしますが、今回は実験ですのでこのまま使ってみます。
キャンプ用の電池式LEDランタンと温湿度計をぶら下げておきます。
またこのテントは天井がメッシュになっているので、ここにはタオルを被せて塞いでしまうことにします。
さて、早速これを使った睡眠を試してみました。
朝起きた際に確認したところ、温度は15度、湿度は80%程度を維持していました。この日の外気温は5度だったそうですので、これはかなり有効なのではないかと思います(室温を測り忘れたのが失敗でした)もちろん暖房は使用しておりません。
使ってみた感想としては、
- 気温、湿度とも良好なので、鼻や喉の乾燥はしっかり防げる
- 寝返りは打てるが、手足を思い切り伸ばすとテントにあたってしまうので、やはり窮屈感はある。もう少しサイズが欲しい
- 空気がこもってしまうので、適度な換気は必要かも(オナラ禁止!)
- 布団乾燥機を入れられないので、布団はマメに取り出して干してあげる必要がありそう(※3日寝たら布団がかなりジメジメになってしまいました)
- 布団から出るホコリがテント内に留まるため、室内のホコリがかなり減ってくれたのが意外な利点
といった感じです。
思ったよりも効果があって、頭だけ囲うよりも最初からこっちにしとけば良かったと感じています。電気毛布などを持ち込めば更に効果が高いかもしれません。その辺はもう少し気温が下がってから追加で検証してみます。あとは春先の花粉症に対応できるかも興味のあるところです。
ただまあ、最大の欠点としてとにかく邪魔くさいという事だけは覚悟しなければなりませんけどね(苦笑)