スタートレック:スターフリートアカデミーS1第10話「ルビコン」あらすじや感想など
(以下、ストーリーのネタばれを含みます)
シーズン1第10話「ルビコン」”Rubincon” のあらすじ
連邦領域は封鎖され、領域外にいる船はUSSアテナのみ。
そのアテナにヌース・ブラッカ率いるヴェナリ・ラル船が襲いかかってきた。
シールドも戦闘力も失ったアテナに乗り込んできたヌースは、アーケ校長とケイレブの母が同行していることに驚く。
そしてヌースは彼女たち2人を捕らえると、USSアテナを爆破して去って行った。
だがアテナの爆発は、ドクターのホロエミッターによって作られたホロ映像だった。
密かに身を隠していたケイレブ達は、リノ中佐の指揮の下で反撃の手段を模索するのだが……
情報を整理してみる
- 今回の宇宙暦は869631.7(計算上は3192年)
- 今回のサブタイトル”Rubincon” は「ルビコン川」と「ルビン粒子」を掛け合わせた造語なんでしょうけど、日本語サブタイトルにはその辺反映されていませんね。ここはドクターのセリフ通り「ルビンコン」にすべきでは?
- ドクターが「1000年前から持ってる」といって取り出したのはヴォイジャーで愛用していたホロエミッターです。プロディジーの頃には転送機能も付加されていました
- ホロエミッターを使った偽装映像のおかげでヌース・ブラッカを出し抜きましたが、影響でドクターは機能不全を起こしてしまいました
- ヌース・ブラッカはアーケ校長を被告として「連邦を裁く裁判」を開催、それを周辺の宇宙域へ実況中継するというパフォーマンスを始めました。ケイレブの母親はそれに裁判官兼陪審員として利用されます
- ドクターは不具合を起こしつつも、オメガ47を安定化させるルビン粒子の存在を伝えようとしていました。ジェイデンとサムがそのことに気付き、ルビン粒子の濃度調整で機雷を無効化出来ることが分かりました。しかし実行するためにはヌース・ブラッカに接近して彼の持つ制御装置からの信号に割り込まなければなりません
- タリマのテレパシー能力のおかげで、ヌースと一緒にいるケイレブの母親の場所を突き止めることに成功しました
- 敵からの探知を避けるためにガス星雲やガス惑星を利用するというのは昔からよくある手法です
- 裁判はアーケ校長の有罪で終わりかけましたが、ケイレブが乗り込んで時間を稼ぎます
- アーケ校長によってヌース・ブラッカの嘘と幼児性が明らかになったことで、彼に協力していた者達は彼を見捨てました
- 機雷が無力化されたことで、艦隊が駆けつけヌース・ブラッカは逮捕されました
- 放送で「ベタゾイドの結婚式では風習に従って下さい」って言ってましたが、ベタゾイドの結婚式は全裸で行います。出席者も全員です!
- 最後の卒業アルバム(?)の年代が3196年になっていました。現在が宇宙暦の計算通りに3192年だとすれば卒業まであと4年あるってことになります。あと4シーズンはやりたい! ってことなんでしょうかね?(苦笑)
今回の感想
いやさあ、数百の機雷でその規模の空間封鎖は無理でしょー、せめて数百万~数千万個はないと(それでもかなり無理がある)
「8万立方光年の宇宙が破壊される」って言ってましたが惑星連邦はそんなに広くありません。このセリフだと単純計算で一辺が2万光年ってことになりますが、2万光年というのはかつてのヴォイジャーが最大ワープでも踏破するのに20年かかる距離なんですよ! (詳しくはこちらの銀河地図をご参照下さい)
細かいことですが、自分はこういうところをちゃんと考えてセリフにしてくれないとガッカリしてしまうんですよ! ゴメンなさいね面倒くさいファンで!(本作って科学アドバイザーのエリンさんは参加してないのかしら??? してたらこんな単純なミスが起こるはずはないか)
ただディスカバリーの胞子ジャンプを速攻で封じてきたのは笑った。そりゃまあ、みんな同じこと考えますからね(苦笑)ちなみにディスカバリーは最後の方でチラッと登場しています、ヒントは窓。
機雷の無効化は何だかよく分からない間にトントン拍子で進んじゃったので、あまり見応えはなかったかなぁ。ドクターはどこでルビン粒子のことを知ったのかしら? 以前から知ってたなら機雷が最初に敷設された時点で言及出来たでしょうし?
全員の能力を生かして状況をひっくり返すというのは好物なんで、展開自体は好きです。でもワープコアの修理を手伝うのも機雷干渉プログラム作るのもケイレブがやるってのは役割を集中させすぎでしょう。思えばチャーリーみたいなエンジニアキャラも、スポックみたいな科学士官キャラもメンバーに居ないんですよねぇ。普通はそっちに割り振るんだけど、指揮官志望タイプのキャラで固めてしまった弊害ですな。こういう部分の多様性が足りてません。
ただリノが艦長役兼指導役として凄くイイ役回りだったのはグッド。このポジションはオイシかったですなー。
もう一つの展開である裁判の方は、例によってアーケ校長とヌース・ブラッカの駆け引きが楽しめました。ただ一応裁判の形式でも結局はヌース・ブラッカによる茶番劇という感じが強いんで、純粋な裁判劇としての面白みは薄まっちゃったかなー。ケイレブが乗り込んできて雲行きが変わるとか、炎の色で引っかけるというのは良いんですけど。
結局のところは、ヌース・ブラッカというキャラクターに尽きると思います。引き金に指をかけて癇癪を起こす子供、というアーケ校長の表現があまりにもピッタリでした。所詮リーダーの器ではありませんでしたな。彼を見捨てて去って行く異星人達は判断が早い!(苦笑)
そして何と言っても、ヌースの「幼稚な」様をしっかり演じているポール・ジアマッティ氏の演技はさすがでした。
あとは最後のアルバムが見所ですね。これって役者さん達の若い頃の写真なんでしょうけど、結構笑ってしまいましたよ。いかにもアメリカンヤンキーなヴァンス提督とかヒッピーなリノ中佐とか。あとドクターだけなんか時代の雰囲気が違う!これをオチにするのズルい!(苦笑)
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