【創彩少女庭園】塗装前にABSの下地処理をするよ! あと縞パン
創彩少女庭園 佐伯リツカさんを作るよ(その5)
合わせ目処理を終えて塗装に移ろうとすると雨が降り始めるのはなぜなのか……
このキットの場合、肌と服とニーソックスがABS製です。
肌と服は成形色を生かす予定ですが仕上げにはラッカー系のクリアーを吹くつもりですし、ニーソックスは全体的に塗装を考えています。
溶剤によるケミカルクラックを防止するために、念のため可動部を中心に下地処理をしておきます。
最近下地処理に使っているのはもっぱらこれです。アクリジョンのつや消しクリアー。しかもエアブラシではなく筆塗りです。超お手軽!
以前はプライマーなどを使っていましたが、アクリジョンなら水性ですし筆塗りでちゃっちゃと出来るので楽ちんです。
筆塗りだとムラが目立つんじゃないかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、これが結構平気なんですよ。
水を多めにしてシャバシャバにしたアクリジョンクリアーを塗っています。この写真は塗る前と後の比較なのですが、正直どっちがどっちだか分かりません。肌色のような明るめな成形色に対してだと筆ムラは殆ど分かりません。
濃いめの成形色が相手だと目立ってしまうこともあるのですが、そういうときは乾いてから細かめのヤスリで均してしまえば問題ないです。
これを塗っている目的はプライマーとしてでは無く、目に見えないレベルの細かいヒビにアクリジョンの樹脂を先回りさせておいてケミカルクラックを防ぐことなので、表面は削ってしまってもいいのです(その辺の理屈はこちらで記事にしています)
またつや消しクリアーを使ったのは表面をザラつかせる目的もあります。このあとウェザリングマスターを使って陰影を付ける予定ですので、表面に抵抗が合った方がよいのです。
ちなみにフェイスパーツについてはこの処理は行っていません。可動部と違いケミカルクラックが起きにくいパーツですし、瞳のタンポ印刷を筆塗りで曇らせたくありませんからね。
平行して塗装も進めていきます
アクリジョンの乾燥待ちの間に出来るところから塗装を進めていきます。
というわけでまずはパンツです(苦笑)
今回は何色にしようか迷ったのですが、あまり手間のかかるのは嫌だったのでオーソドックスにピンクのストライプにすることにしました。
まずはベースの色として少しだけ赤を足した白を塗っておきます。ついでに前回髪の毛の合わせ目を処理した箇所も塗っておきます。
髪の黄色はラスキウスのブロンドに白を足して薄めたものです。
あとはストライプになるようにマスキングをして……
クリアーレッドを吹いて仕上げました。ストライプ塗装は割と簡単にできるので、挑戦するにはオススメだと思います。
お好みで1mm幅か2mm幅のマスキングテープを用意しておくとマスキングも楽ですね(写真は1mm幅を使用)