シルエット・ポートレート3でプラ板をカットするよ!前編
Silhouette Portrait3 を買いました!【レビュー】
最近「シルエットポートレート3」というカッティングマシンを買いました。カッティングプロッタとも言います。
PCなどのデータを元に厚紙やカッティングシートなどをカットする機械なのですが、私の狙いはもちろんプラモデルへの応用なので、切りたいものはプラ板です。
ほかにもマスキングシートを精密にカットして、精度の高いマスキングを行うといった使い方をしている方もおられるようです。
購入したポートレート3というマシンは、このメーカーのカッティングマシンの中では一番安価で小型のものです。当然カット出来るサイズが小さく、また高さ制御が出来ないためカット出来る材質に制限があるという弱点があります。
メーカーのホームページなどを調べると、どうもプラ板をちゃんと切るにはこの上位機種の「カメオ4」という機械でないとダメっぽかったのですが、そっちの機械は家庭用のコンパクト機と言ってもそれなりに大型なため、正直置き場に困ります。
私がメインで切りたいのは100円ショップのセリアで買える0.5mmのプラ板なので、サイズとしてはB5サイズが扱えれば十分なのです。そこで非力なのを承知でこのポートレート3にしてしまいました。値段も安いしね!
もしプラ板をちゃんとカット出来なかったとしても、精密な「けがき」が出来ればカッティングはかなり楽になるはずです。
(本当は3Dプリンタを買ってみようかという考えもあったんですけどねぇ。そちらはまたいずれ考えます)
一緒に購入したもの
事前の情報収集により標準付属のオートブレードというカッターではプラ板には対応出来ないと分かっていたので、別売りのクラフトブレードというものも購入しました。ポートレートだとこれの2mm刃のタイプしか使えません。
他にカッターの代わりにペンを取り付けてお絵かきをさせるのも面白そうだったのでペンアダプターも購入。
あとは念のため強粘着シートも購入しました。カッティングマシンでカットする際には、粘着シートに貼り付けて機械にセットしなければならないのです(ただこれについては本体付属の標準粘着シートでも十分対応出来ました)
届いた機械には取説などは付属しておらず、ソフトのCDなども入っていません。全てネットからダウンロードです。まあ今時は珍しくもありません。
ユーザー登録などの手続きを経て(海外サイトなのでめんどくさい!)ようやくソフトウェアをインストール。使える状態までセッティングを進めました。
まずはお絵かきしてみるよ!
とりあえずソフトの使い方をざっと確認して単純な直方体の展開図を用意しました。用紙サイズもプラ板を見越してB5で設定。このデータを使って色々試してみます。
ダウンロードした取説の方は正直言って内容が今ひとつだったのですが、公式ページの方に使い方が色々と詳しく解説されていたので主にそっちを見ながら作業を進めます。
まずはカットではなく、ペンアダプターを使ってこの展開図を厚紙に書き込ませてみることにしました。ペンホルダーの使い方は(こちら)から確認です(取説にペンホルダーの使い方載ってないんだもんよ!(苦笑))
手近にあったポールペンをセットして早速データを送信してみると……
成功です!
ちょっと線がかすれてしまったところもあるのですが、これはペンの方の問題なので是正はすぐに出来ます。単純なペンプロッタとしても役立ちそうな感じです。結構面白いですなコレ!
割とアッサリここまで来れたのは、3Dプリンタ等と違って制御するデータが平面だけのおかげかなと思います。考えることが少なくて済むのは大きいです。
さて次は本命のプラ板のカットへと移るのですが、ここまでの順調さが一転、これがなかなか簡単には行かないのです……(つづく)