スタートレック:ピカードS2第1話「スターゲイザー」あらすじや感想など
(文中にネタバレを多数含みます)
シーズン2 第1話(通算11話)「スターゲイザー」”The Star Gazer”のあらすじ
2401年
農園での生活に戻ったピカード。生活は充実しており、ピカードはラリスと共に穏やかな時を過ごしていた。
アカデミーの総長として艦隊にも復帰し、若い者達の成長を見守ることにも喜びを感じていた。
だが一人で生きることを選択してきた人生について、果たして正しい生き方だったのかを疑問に感じることも多かった。
その頃、U.S.S.アヴァロンは謎の空間異常に遭遇していた。同じ空間異常にセブンの乗ったラ・シレーナ号も遭遇する。
リオスとジュラティ博士が乗ったU.S.S.スターゲイザーも急遽呼び出され、空間異常の調査にやって来た。ジュラティ博士が空間異常の中から送られてくる通信を分析すると、それはピカードに対するメッセージだった……
空間の向こうにいる存在は連邦への加盟を望んでおり、その交渉の窓口としてピカードを指名してきたのだ。
サリー提督に召喚されたピカードもスターゲイザーにやって来るが、ピカードの呼びかけに応じて空間から現れたのは、かつて見たことのない新型のボーグシップだった。
ボーグが連邦への加盟を申し出てきたのだ!!!!
迎撃のため艦隊が終結する中、ピカードはこれが歴史の転換点となる可能性を感じるが、セブンはこれはボーグの偽装だと主張する。弱体化したボーグの反撃だというのだ。
だが意見が纏まらないうちに、交渉の使者としてクイーンが強引にスターゲイザーに転送で乗り込んで来た。
しかもクイーンは、交渉ではなく艦そのものを同化し始める。スターゲイザーを起点にして宇宙艦隊全体を乗っ取ろうというのだ。
ピカードはそれを防ぐため、スターゲイザーを自爆させるのだが……
情報を整理してみる
- ワインの箱に記された文字から、今回の舞台が2401年だと分かります。ついに舞台は25世紀に突入です!
- 元タル・シアーで農園の従業員だったジャバン(ラリスの旦那さん)は1年半前に他界しているようです
- エルノア君はロミュラン人初のアカデミー候補生となりました。ラフィも中佐でアカデミーの教員として復帰していましたね。ピカードもアカデミーの総長を務めているそうです
- セブンは相変わらずフェンリス・レンジャーとして活動中、リオスのラ・シレーナ号を一人で使ってました。リオスはどこに行った? と思ったら大佐で復帰してスターゲイザーの艦長ですってよ!!
- ジュラティ博士の殺人容疑は無罪放免になったそうです(えー
- U.S.S.スターゲイザーといえばかつてピカードが指揮した船として有名ですが、そちらはNCC-2893、今回のスターゲイザーはNCC-82893でした。番号似せてるんですね
- 新型スターゲイザーは昔と同様ワープナセル4本タイプ。再生キューブで得られたボーグテクノロジーが盛り込まれているそうです。だからクイーンに狙われたんでしょうかね?
- U.S.S.ヒカルスールーという艦があるようです(苦笑)あとスタートレックオンラインの艦がいくつか登場しているようなのですが、オンラインの方は詳しくないのでちょっと分かりません、ごめんなさい
- サリー・ウィットレイ提督を演じているエイプリル・グレイスさんはTNGでは転送主任のマギー・ハッブル少尉役として登場していた役者さんです。ハッブル少尉はDS9第1話のピカードとオブライエンの別れのシーンでも転送主任を担当していました
- 台詞でサラッと流されてましたが、この時代のボーグはかなり制圧され弱体化しているようです
- 回想シーンで「お兄ちゃんは学校でひたすらお勉強」との台詞がありましたので、ピカードの兄ロベールは寄宿学校にでも行っていたみたいです
今回の感想
前回アウトロー状態だった人達が軒並み艦隊に復帰しているのは笑いました。
でもやっぱり艦隊を舞台にした方がスタートレックらしくて良いですね。
私もコバヤシマルテストは変えた方が良いと思います(つーかまだ使ってるんかい(苦笑))
年老いたピカードが一人で生きてきたことを後悔するというテーマからスタートしたのはビックリ。
孤独死が目前に見えてきた老人の後悔というのは、テーマとしてはとてつもなくリアルで重いですな……
ガイナンがアッサリ登場しましたが、今回だけのゲストという感じですね。予告を見たときは過去の世界でその時代のガイナンにでも会うのかなーと予想していたのですが、ちゃんと2401年のガイナンでした。地球に住んでるならもっと頻繁に会いに行っても良さそうなものですのにねぇ。
そういえばガイナンは吹き替え担当の東美江さんがちゃんと演じて下さったのは嬉しかったですね。もうだいぶお歳なのでご辞退されるかもと聞いていたので、演じて下さって本当に嬉しいです。
欲を言えば、アカデミーを舞台にするなら教授で在籍しているはずのオブライエンにもちょっとくらい出番が欲しかったですねぇ。それとももう退職しちゃったのかな?(設定だとこの時代には70代ですね)
スターゲイザーのブリッジや通路のセットは、おそらくこれディスカバリーのセットをかなり流用しているんじゃないかしら。
ブリッジ士官にベイジョー人やトリル人がいるのは解りやすくてグッド。
新しいデザインのボーグクイーンがかなりヤバいですねー。なんかデザイン的にはマーベルヒーローのヴィランにでも出てきそうな感じですが。
ボーグが弱体化しているというのは新情報でしたが、反撃のためにクイーン自ら乗り込んでくるとか、かなりジェインウエイに感化されましたな(苦笑)
最後の最後で羽佐間道夫さんの声が聞こえてきたときはもう大興奮ですよ!歳を取らないQがなぜ老人の姿なのかを一瞬で片付けたのには吹いたわ(苦笑)更にピカードが「この忌々しい奴め!」と言い出すのには大笑い。
バッジのデザインも変わっており別の世界線に飛ばされたようですが、鏡像宇宙とも違うようです。さあ盛り上がって参りました。
早く次回見せてーーーー!!
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