【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S1第6話「クリル」あらすじや感想など
シーズン1 第6話「クリル」”Krill”のあらすじ
カストラ4号星の鉱山がクリルの巡洋艦に攻撃されているとの連絡を受け、オーヴィルは駆けつける。
戦力は劣勢だったが、エドは奇策を用いてクリル艦を打ち破り、さらに残骸の中から無傷のシャトルを回収した。クリルの船を鹵獲するというのは連合でも初めてのことだった。
艦隊はこのシャトルを使った潜入作戦をエドに命じてくる。
謎の多いクリルの文化について理解するために、敵艦に潜入して彼らの聖書「アンカーナ」をコピーしてこいという命令なのだ。
ホログラム発生器でクリル人に変装したエドとゴードンはクリルの領域へと向かい、駆逐艦ヤカー号に潜り込むことに成功する。
ヤカー号の艦長ハロスと司祭長サゼロンに引き合わされた2人は、彼らの礼拝の儀式に参加する。地球人として初めてクリル文化に接触した彼らはクリル人の残虐さを目の当たりにして辟易するが、そこで知り合いになったテレヤというクリル人女性は普通に優しい人物だった。
2人はこっそりとアンカーナのコピー作業を行っていたが、その最中、この艦が強力な新兵器を装備しており、ラーナ3号星コロニーを破壊しようとしていることを知る。コロニーには10万人もの人々が暮らしているのだ。
2人は艦を破壊しようと作戦を立てるが、ヤカー号にはクリル人の子供も多数乗船しており、2人は子供も巻き込んでしまうことに躊躇する。
そこで日光に弱いクリル人の特性を利用し、子供達の教室を残して艦内全体を強力な光で照らして、クルー達を全滅させようと考える。
しかし2人を疑っていたサゼロン司祭長に正体がバレてしまった。
ゴードンは捕らえられ、艦はコロニーに新兵器を発射してしまうが、時限装置によって作動した照射によってクルーは全滅。ブリッジを掌握したゴードンによって武器も撃ち落とされる。
子供達とテレヤは教室にいたため無事だった。ヤカー号はオーヴィルに鹵獲され、子供達はクリルに返されることになった。
だが仲間を皆殺しにした2人を、テレヤは決して許さないのだった。
補足情報や感想など
- ボータスに何でもかんでも食わせようとするのひでえ
- スタトレならドクターが変装手術をしてくれるところですが、この作品ではホログラムで変装をするという展開です。VOYのホロエミッターのアイデアを応用したわけですね
- ゴードンがいちいち余計なことを言ってかき回すのが楽しいです。絶対コイツら潜入任務には向かないよなぁ(苦笑)
- アンカーナがやたらとページ数多くて分厚いのが笑えますが、それを手作業で1ページずつ写真に撮るというローテクさがまたひでえ
- スタートレックのクリンゴン人は戦士の民族でしたが、クリルは極端な宗教国家として描かれていました。敵側をそういったカルト的に描くというのはいつものことですな
- クリルの食事はコンニャクの白和えとひじきでしょうか? なんでこの手の異星人の食事はいつも日本食アレンジなんだ!(苦笑)
- 映画「スペースバンパイア」への言及がありましたが、あの映画の見所はやはりブッチュー♡とキスされて死んじゃうピカード艦長ですね(苦笑)
- 子供達だけを救ったのは偽善なのか、それとも未来の敵を生んだだけなのか。と、コメディ作品ではありますが結構渋いテーマを突いて終わるので見応えがありました。
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