壽屋プラモ・初音ミク制作日記その5【髪の毛の塗装は意外と大変】
今週は髪の塗装です
初音ミクの特徴的なツインテールの髪を塗っていきます。顔も大事ですがこのキャラクターの場合は髪もかなり重要です。
引き続きホビージャパン誌の作例記事を参考にして進めています。
まずはサーフェーサーで下地作りと表面のチェックです。
いつもはクレオスのサーフェーサーを使っているのですが、多少は塗料の食いつきが良くなる事を期待して今回はプライマー配合のタミヤサーフェースプライマーを使いました。
ここから基本の水色を全体に吹き、次に純色シアンを足して青色を濃くした水色をシャドウ吹きしたのがこの状態。
ホビージャパン誌の作例では、ここから表面コーティングとしてMr.クリスタルカラーのサファイアブルーにフラットベースなめらかスムースを混ぜた物を吹いているとの事でしたので、まずはそのまま真似してやってみました。
写真では分かりにくいのですが、見る角度によって光の具合でメタリック感が出てなかなか良い感じです。なめらかスムースを使っているので触った感じもスムースで良いですね。
作例と見比べても(若干色合いの違いはありますが)近い感じに出来ましたので、これで終わりにしてしまおうかとも思ったのですが、個人的な印象として、雪ミクと言うにはこれだと少し青が強すぎる気がしたので、この上からもう一色ハイライトとして薄~~~~い水色(ほとんど白に近い)をのせる事にしました。
雪というのですから少しくらい白を強くしてもいいでしょう。この辺は完全に趣味の問題です。サファイヤブルーコートの上から薄水色を吹いてしまったので、その上からもう一度サファイヤブルーを吹き直しました。さらに前髪の細かい部分にはファレホで墨入れもしていたりします。髪だけでずいぶん手間をかけてしまいましたよ。
あと写真にないのですが、ツインテールの接続部のパーツは一度失敗して塗り直しています。塗料の厚みのクリアランスを考えずに普通にサーフェーサーと吹きつけをしてしまったら、組み立てただけで擦れて塗料が剥がれてしまいました。仕方ないので削ってクリアランスを作ってから塗り直しです。
今回塗料の食いつきをよくするためにプライマー入りサーフェーサーを使ってはいますが、やっぱり擦れればアッサリ剥がれますね(あたりまえ)そう考えると下手にサーフェーサー変えたのも善し悪しですねぇ。確かに食いつきは良くなってるのかもしれませんが、スプレー缶で吹き付けているため塗面は少し厚めになってますからね。それならプライマーが配合されていなくても普通のサーフェーサーをエアブラシで薄く吹いてやった方が可動部のクリアランス確保には良いかもしれません。
まあこの辺は適材適所で使い分けるのがベターなんだろうとは思いますが。