壽屋プラモ・初音ミク制作日記その1【パーツ洗浄と組み立て開始】
予定通り
次はコトブキヤさんのプラモデル「フレーム・ミュージック・ガール 初音ミク」を制作します。(今回は少し丁寧に組み立て手順を追っていこうかと思っています)
まずはパーツの洗浄からです。
プラモデル作りを洗浄から始めると言うと意外に思われる方も多いようなのですが、工場での製造時に付着した離型剤などの油分が残っている事があるため、これはほぼ必須の工程だと思っています。ただしメーカーによっては離型剤の心配がまず無い物もあります。経験上はバンダイが国内生産しているガンプラはまず大丈夫だと思います。同じバンダイでも中国工場製のスーパーミニプラなどは洗った方が良いですけどね。
今回のコトブキヤさんについては中国生産という事もありますが、先日制作したメガミデバイスではちゃんと洗っておいたにもかかわらず塗装面がマスキングテープで剥がれてしまった箇所がありました。1回洗っただけでは落としきれなかった油分があったようです。今回は念を入れていきますよ。
組み立て開始
とりあえず説明書の手順に従って髪の組み立てから始めます。
前髪パーツは4つのパーツの組み合わせになっていますが、すぐにバラバラになりやすいのでしっかり接着しておきます。パーツのかみ合わせを調整して出来るだけ隙間が空かないようにして組み立てておいてから、Mr.セメントSを流し込んで接着していきます。出来るだけ調整はしましたがそれでも合わせ目のラインが出てしまいますので、これは乾燥後に瞬間接着剤で隙間を埋めた上でヤスリ処理します。後頭部の方のパーツはパーティングラインが妙な箇所に2本あったので、こちらも丁寧にヤスリで処理しておきます。
私がこの手のパーツの処理に使用するのは主にこのヤスリスティックですね。
パーツのゲート処理などで使うのは主に800番の物ですが、フィニッシュタイプもかなり役立ちます。塗装をせずに成形色を生かして組み立てたいときなどには、フィニッシュタイプを使って表面を仕上げてあげると質感が落ち着くのです。ガンプラを素組みで作る時などにはかなり有効な手だと思います。
今回も前回のメガミデバイス同様に全塗装をするつもりですが、塗料の食いつきを良くするために全体的にこのヤスリスティックで表面を荒らしておきます。表面を荒らすついでに、残っている余計な油分が削り取られる事も狙っていたりします。