1/12立川ミドリさん製作記:本体の工作など
立川ミドリさんを作ったよ その1
先日作った立川ミドリさんの製作記です。
今回は最初からミドリさんを作ろうという強い意志があったわけではなく、30MSを組み替えていたときの思いつきが発端でした。
こちらがその第一段階。
30MSは本体入手が難しいのですがオプションボディパーツのおかげでボディが一つ余っていました。しかし手足が足りません。そこでイエサブの「素材ちゃん」の手足をどうにか使えないかと組み替えておりました。
ボディの方はティアーシャの小型タイプ、髪の毛は黒ロングを取り付けています。
この組み合わせをしたときのバランスがミドリさんの体型バランスに似てるなぁと思い、それなら比較的簡単に改造出来るのではないかと考えたわけです。
で、とりあえずエポキシパテを盛り付けてイメージを固めていきました。
この時点では単純に粘土遊びみたいな物ですが、やってみて割と行けそうだと思ったので、そのまま進めていくことにしました。
地道に削っては盛ってを繰り返すだけなので特筆すべき工作はありませんが、シャツの裾と襟は薄く仕上げたかったので、別の記事(こちら)で書いたとおりバキュームフォーマーでプラ板を成形して作りました。
今にして思えばスカートもバキュームフォーマーで作った方が薄く仕上がって良かったかなぁという気もするのですが、このスカートはミニスカートに見えて実はキュロットスカートなので、バキュームフォーマーで成形するのはかなり難しいと思います。
というか元のイラストをかなりじっくり観察しないと、キュロットスカートだって気づきませんよこれ(苦笑)
エポキシパテの削り込みには、先日購入した雑誌付録の電動リューター(こちらの記事で紹介)が無茶苦茶役に立ちました。これが無かったらあと1ヶ月くらい製作期間が延びていたかもしれません、いやマジで。
あとナイフで切り込む際には、普通の直線刃のデザインナイフより曲線刃のものを使った方がやりやすいです。私は替え刃だけ購入して100円ショップで売っている柄に取り付けて使っています。
こういったエポキシパテからのフィギュア造形をやるのは実は初めてだったので、勝手が分からないことも多くて失敗もありました。
特に今回一番ミスったと思ったのは、プラ製の30MSを芯にしてエポキシパテを盛り付けていたことだったりします。
細かい造形を掘り込もうとすると、パテがプラから剥離して割れてしまうのですよ。それが頻発したので髪の毛はあまり細かいモールドを入れるのをあきらめました。いっそ最初からエポパテの塊を削り出していった方が良かったかもしれません。
ただ、30MSのヘアパーツを元にしたおかげで後ろ髪は可動式に出来ているわけで、悪いことばかりでも無かったりします。後頭部側は厚めにパテを盛り付けたので割れも出ずに済みました。
あとアホ毛というかバナナ毛はプラ板に真鍮線を接着して、それに瞬間パテを盛り付けて作っています。同様の手法でサイドのバナナと頭頂部の小さいアホ毛も作りました。
ここまで形状が固まってくると、後はとにかく表面処理との戦いです。パテ造形は直しても直しても浮かび上がってくる傷との戦いになりますので、何度もサーフェーサーを吹いて確認しながらの作業です。
相手がエポキシパテなので、下地処理用としては定評のあるタミヤのプライマーサーフェーサーを使いました。やはりこれが一番安心です。
次回は最大のポイントである顔の造形、特に瞳の描画についてまとめようと思います。