スタートレック・エンタープライズ:S4第10話「亜量子転送」あらすじや感想など
シーズン4 第10話(通算86話)「亜量子転送」”Daedalus”のあらすじ
転送装置の発明者、エモリー・エリクソン博士がエンタープライズにやってきた。亜量子転送という新しい技術の実験を行うためだった。博士はアーチャーとは家族同然の付き合いをしてきた人物でもあった。
だが博士は密かに何か別の実験を進めていた。さらに船内に発生した空間異常によってクルーの一人が命を落としてしまう。
再び発生した空間異常の外見がエモリー博士の息子クインの姿をしていたことで、アーチャーは博士が秘密を抱えていることに気付く。
実は博士は、以前行った転送の実験中に分子分解されたまま消えてしまった息子を取り戻そうとしていたのだ。
クインと兄弟同然に育ってきたアーチャーは憤りを感じつつも博士に理解を示すが、既に犠牲者が出ている状況ではクルー達の不満は大きかった。
アーチャーの命令で救出実験は続行され、彷徨っていたクインの信号を捕らえることに成功した博士ではあったが、転送の影響で細胞崩壊を起こしていたクインは実体化と同時に息絶えてしまった。
だがようやく息子の死を受け入れることが出来た博士は、過去を振り切って前へと進み始めるのだった。
補足情報や感想など
- 亜量子転送なら地球~バルカン間の16光年を転送出来るそうですが、そんなものは24世紀でも登場していませんね。唯一「イントゥ・ダークネス」では地球からクリンゴンのクロノス星まで転送するシーンがありますが、それと似たようなものでしょうか?
- 転送機での犠牲者っておよそ100年後のカーク船長時代でも結構出ていますから、この時代ならなおのこと事故率は高そうですね。まあカーク船長時代の方はどちらかというと人為的ミスが多くて酷いのですが
- 今回のアーチャーのトリップへの態度は正直あまり良くないですね。船長という立場を考えればもっとクルーの命を尊重すべきところです
- なんか良い話風に終わってるのもイマイチ納得がいかず。博士の身勝手でクルーが一人死んでるんですからね……
エンタープライズの目次ページはこちら