スタートレック・エンタープライズ:S2第12話「嵐を告げる男達」あらすじや感想など
シーズン2 第12話(通算38話)「嵐を告げる男達」”The Catwalk”のあらすじ
無人惑星の調査を始めようとしていた矢先、タクレット人の船から緊急通信が入る。大規模な中性子嵐が近づいており、エンタープライズに避難させて欲しいというのだ。
その中性子嵐は極めて強力でスピードも速く、巻き込まれればクルーは放射線で全員死亡してしまうだろう。しかしエンタープライズのワープ5スピードでは逃げ切ることも不可能だった。
そこで船内で最も装甲の厚いワープナセルのキャットウォークに全員を避難させることにした。通過するまでの8日間はここで過ごすしかない。
だが嵐の通過中、停止させたはずのインジェクターが作動し始める。あり得ないことだったが、止めないと船が危ない。
放射線防護服を着たタッカーが機関室に向かうと、見知らぬ異星人の軍隊が艦内に侵入していた。それはタクレット人達と同じ種族だった。タクレット人は放射線の中でも普通に生きられるのだ。
実は最初にやってきたタクレット人達は脱走兵だった。彼らの軍隊は異星人の船を乗っ取っては金目のものを強奪しており、脱走兵達はそれが嫌で逃げ出したのだというのだ。
どうやら脱走兵を追ってきた連中がエンタープライズの強奪を始めているらしい。
アーチャー達は船を取り戻すため行動を開始する。
船を嵐の中心へと向かわせたアーチャーは、自爆すると見せかけて軍人達に脅しをかける。慌てた軍人達はエンタープライズから逃げ出して行った。
無事嵐を抜けたエンタープライズはいつもの日常を取り戻し、脱走兵たちも平和に暮らせる場所を目指して去って行くのだった。
補足情報や感想など
- キャットウォークとは建築物などで点検用に配置された作業用通路のことで、現実にある用語です。スタトレ世界ではいずれジェフリーチューブに切り替わっていきますね
- 凄まじい中性子嵐と言うことですが、24世紀ならシールドで持ちこたえちゃうんでしょうね。いやその前にワープ7で離脱しちゃうのか
- 今回はエンタープライズの料理長が画面に登場する唯一のエピソードです。顔は見えませんけどね
- トゥポルが言っていた「カズワンの儀式」は、TASシーズン1第2話「タイムトラベルの驚異」にて子供時代のスポックが受けていた成人の儀式です(そちらでの日本語訳は”カーズ・ワン”)
- 狭いスペースでのクルー達の様子を描くだけの薄味な話かな~と思っていたら、タクレット軍人達の陰謀が入ってくるので割と緊迫感があります。でももう一工夫欲しかったですね
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