スタートレック・エンタープライズ:S1第21話「テンダーの虜囚」あらすじや感想など
シーズン1 第21話「テンダーの虜囚」”Detained”のあらすじ
シャトルで調査に出たアーチャーとメイウェザーは、気がつくとどこかの施設の中にいた。施設には大勢のスリバン人も囚われていた。
そこはテンダー人が管理する強制収容施設だった。
収容所のグラット大佐と面談し、囚われたのが誤解だったことはすぐに分かってもらえたものの、手続きのため3日は留まることになってしまった。テンダー人達はスリバンの「カバル」と交戦状態なのだという。
だが収容所で暮らすうち、収容されているスリバン人達はカバルとは無関係な民間人だと分かってくる。
グラット大佐はアーチャーもカバルと対立していることを知り情報を引き出そうとするが、強制収容の実態に憤慨していたアーチャーは協力を拒否する。
アーチャーは救出にやってきたエンタープライズと協調して、スリバン民間人の脱獄計画を進めることにする。だが計画はグラット大佐に知られアーチャーは独房に入れられてしまう。
しかし転送で収容所に潜入したリードの手引きにより、脱出計画は実行へと移された。
アーチャーたちも脱獄に成功し、スリバン人達もそれぞれの船を取り返して飛び去っていく。
アーチャーは彼らが無事逃げ切れることを祈るのだった。
補足情報や感想など
- 「カバル」は第1話から登場している「時間冷戦」の工作組織です。どうやらテンダー人も時間冷戦に巻き込まれているようですが、その辺が深く描かれることはありません(えー
- スリバン人の実情というものが分かってくるお話です。スリバンの母星は既に居住不可能で政府もなく、民族は流浪の民とのこと。それで移住先で強制収容されているというのですから、現実の何をモデルにしているのかが分かりやすいというものです
- おまけにマンザナール(第二次大戦中の日系人収容所)を例に出して台詞で説明してしまうのは、さすがにテーマを露骨に語りすぎかと
- 今回は思いっきり内政干渉してますね。でも脱獄させただけで、その後のフォローも余韻もなくスパッと終わるのには驚きました。もうちょっと何かあるでしょうよ……
- あと転送の使い方は都合良すぎますね。それだけ普通に使えるなら救出にも使えばいいのに
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