スタートレック:ディスカバリーS1第14話「外なる戦い、内なる戦い」あらすじとか情報整理とか感想とか
シーズン1 第14話「外なる戦い、内なる戦い」The War Without, The War Within
ようやく元の宇宙に帰還したディスカバリーですがホッとしている余裕はありません。
いやはや、よくもまあ次から次へと困難が降りかかるものですね…
(以下ネタバレあり)
第14話のあらすじ
ルレルの手術によりヴォークの意識はタイラーから切り離される。サルーは彼をあくまでタイラーとして扱うこととし、ティリーや他のクルー達もタイラーを受け入れる。
連邦と連絡がとれず状況をつかめないディスカバリーに、艦隊の歩兵部隊が乗り込んで来る。ブリッジを占拠したのはサレクとコーンウェル提督だった。
サレクの精神融合で安全が確認され、バーナム達はこの9ヶ月の戦況について説明を受ける。すでに連邦領の20%が占領されているという。
提督の指揮の元、ディスカバリーはまだ無事な第一宇宙基地へ向かうが、辿り着いた宇宙基地は攻撃を受け占領されていた。
ジョージャウはクリンゴンを倒すには本拠地のクロノスを叩くのが最良の手段だとバーナムに忠告する。
クリンゴンの母星攻撃に必要な情報収集のため、惑星クロノスの地下へディスカバリーを直接ジャンプさせる作戦を立てる。しかし胞子は既に使い果たしていたため、無人の衛星を利用してマイセリウムの促成栽培を行う。試みは成功し十分な胞子を入手する。
ティリーの説得で、バーナムは再びタイラーと対面する。バーナムを愛していると言うタイラーだったが、バーナムは彼を受け入れることは出来なかった。
クロノスへジャンプする準備が整い、作戦開始が告げられる中、新任の船長としてジョージャウが就任する……
情報を整理してみる
- ヴォークとルレルはディスカバリーを手に入れればトゥクグマの支持者を自分たちの元に呼び戻せると考えていた。そのため種族転換プロトコルによって人間になり、艦隊の機密を入手しようとしていた
- 9ヶ月前にこちらの世界に来たI.S.S.ディスカバリーはクリンゴンに破壊された
- クリンゴンは全体をまとめるリーダーがおらず、24の名家それぞれが内輪もめの結果、見境無く連邦を攻撃して覇権争いをしている
- 第一宇宙基地にいた8万人の人間は全て虐殺された
- ジョージャウはサレクにある提案を行う。それは連邦を勝利に導く方法であり、艦隊司令部もそれを支持するのだが……
今回の感想
クリンゴンが地球の鼻先にまで侵攻してきているという絶望的な状況が明らかになります。
まあ後の歴史を知っていると負けるわけがないのは分かっているのですが、語られる連邦側の被害状況がかなりの規模なので絶望感が半端ありません。
前回で胞子を使い切ったので、今後は胞子ドライブなしでギリギリの戦いをすることになるのかと思いきや、あっさり大量栽培してしまったのにはちょっと拍子抜けしました(苦笑)なんとか1回分だけかき集めた、くらいの方が緊迫感出るような気がするけどなぁ。
タイラーの件について今ひとつ釈然としないのは、タイラーの意識を残してヴォークの意識を引っ込めてしまった(?)という点。ルレルが直接手術したならタイラーの方を引っ込めて完全にヴォークを復活させる方を選ぶと思うんだけどなぁ。それをしなかった(出来なかった?)理由については特に説明がありません。
そしてジョージャウはさすがに元皇帝、貫禄が違います。完全にアウェイな宇宙に来ているというのに提督もサレクも司令部に至るまで手玉にとられているような印象です。
実際、彼女の提案に基づいて作戦は進行していきますが、なにせテラン皇帝の立案です。どうも裏がありそうなのですが……
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