スタートレックDS9:S7第10話「ペーパームーンに抱れて-戦争の影パート2-」あらすじや感想など
シーズン7 第10話(通算160話)「ペーパームーンに抱れて-戦争の影パート2-」”It’s Only a Paper Moon”のあらすじ
先の戦いで片脚を失ったノーグが病院からステーションに帰ってきた。
家族や仲間達は暖かく迎えるが、ノーグの心の傷は大きく周囲に対して心の壁を作ってしまう。
そしてただ一人、ホロスイートのヴィックプログラムの中に逃げ込んでしまった。
エズリはヴィックと話し、彼にカウンセリングへの協力を依頼する。ヴィックも快く引き受けてくれる。
ヴィックとの生活でノーグは少しずつ明るさを取り戻していく。しかし様子を見に来たジェイクを殴り飛ばしてしまうなど、まだ道のりは険しかった。
だがホログラムのカジノ経営でフェレンギ人の本領を発揮し始めたノーグは、経営に没頭する中で自分を取り戻していく。
ヴィックもノーグを気に入ってはいたが、エズリと話したことで間違いに気付き、心を鬼にしてプログラムを終了することにする。現実に戻るときが来たのだ。
現実を拒否しプログラムを再開しようとするノーグだったが、ヴィックはそんなノーグが現実と向き合うために、あえて厳しい言葉を投げかける。
ホロスイートに杖を置いて現実に戻ったノーグは仕事に復帰した。
そして家族や仲間の助けのなか、新たな一歩を踏み出すのだった。
補足情報や感想など
- 劇場版「叛乱」が前回と今回との放送の間に劇場公開になっていますが、映画の事件は今回のエピソードと同じタイミングで起きたとする説が最も有力です。このあと2話ほどウォーフ本人が全く登場しないため、行って帰ってくるだけの十分な時間的余裕があるのです
- 原語サブタイトルは言うまでもなく有名な曲名からですね
- ノーグはシェーンよりジョン・ウエインの方がマシだと言ってますが、これは激論になりそうなのでスルーで(苦笑)
- ノーグを現実に送り返すヴィックがいいんですよねぇ。現実が怖い、と本音を吐露するノーグに対し「カードが配られる限り現実というゲームから降りるな」というヴィックの台詞には、今回のテーマが集約されてます(ちょっとストレート過ぎはしますが)
- ホロプログラムに逃げ込むのは緩やかな死だというのは、これって現実の引きこもり問題を考えるとシャレになりませんよねぇ……
- 本題とは全く関係ありませんが、ヴィックのカジノはちゃんと運営して現実から客を入れたら、結構ラチナム稼げるんじゃなかろうか。クワークの店の客をかなり食っちゃいそうだけど(苦笑)
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