スタートレックDS9:S5第9話「あの頂を目指せ」あらすじや感想など
シーズン5 第9話(通算107話)「あの頂を目指せ」”The Ascent”のあらすじ
連邦大陪審への出廷を命じられたクワークを連れて、オドーはインフェルナ・プライムへ向かうことになった。
だがその途中、クワークはランナバウトに時限爆弾が仕掛けられていることに気づく。証人であるクワークの命を狙ったオリオン・シンジケートの仕業だった。
爆弾を転送で除去しようとするが寸前で爆発し、故障したランナバウトは生存に適さないLクラスの惑星に不時着する。通信機もレプリケーターも故障し、このままでは死を待つばかりになってしまった。
最後の望みをかけて、2人は通信機を高い場所へと運ぶことにする。
だが低温の環境は容赦なく体力を奪い、食料もなく、山頂は遙かに遠い。
しかも言い争いの末の喧嘩でオドーは脚を折ってしまい、状況はさらに悪化する。
オドーは死を覚悟するが、それでもクワークは山頂を目指し、ついには登頂に成功する。
ディファイアントに救助された2人はベッドの上でも相変わらず悪口を言いあっていたが、その顔には自然と笑みがこぼれてくるのだった。
補足情報や感想など
- 前回、今回とオドーに焦点が当たる話が続きます。重苦しい話だった前回に対し、今回はクワークが加わって雰囲気が一変ですね。結構厳しい状況に追い込まれて絶望感があるのに雰囲気は明るいです
- 2人の掛け合いは「ゴドーを待ちながら」を意識した脚本なのだそうです
- 撮影中クワーク役のアーミン・シマーマン氏は高山病で大変だったそうです
- サブエピソードは候補生の実習でステーションに戻ってきたノーグが、ジェイクと繰り広げる対立と和解でした
- ノーグの吹き替え担当が山口勝平さんから落合弘治さんに交代しました。山口さんの印象が強いので違和感ありますねー(すぐ慣れますが)
- ノーグがすっかり品行方正な士官候補生になっているのがビックリです。でもさすがにキャラ変わりすぎでしょう(苦笑)
- オドーとクワークの友情劇は見ていて和みます。2人とも本当に素直じゃないけど、そこがまた良いのです
- アメリカではこのエピソードが放映される直前に「ファーストコンタクト」が劇場公開になっています。ただし時系列的にはファーストコンタクトの内容はもう少し後の出来事です
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