スタートレックDS9:S3第3話「クワークの結婚」あらすじや感想など
シーズン3 第3話(通算49話)「クワークの結婚」”The House of Quark”のあらすじ
ドミニオンの出現に伴いステーションを去る者も増え、クワークの店はすっかり閑古鳥が鳴いていた。店には酔っ払ったクリンゴン人が一人だけ。
そのクリンゴン人は散々飲み食いしたものの金がなく、ツケ払いを通そうとしてクワークに襲いかかるが、もみ合いの末ナイフが刺さって死んでしまう。単なる事故死ではあったが、クワークは自分が決闘の末に勝利したと大げさに吹聴する。
正当防衛が認められ、クワークの武勇伝を聞きつけた客が店を賑わせるようになるが、死んだクリンゴン人はクリンゴン名家の長コザックだった。
コザックの弟ドゥゴールがクワークの元にやってくる。
慌てて取り繕おうとするクワークだったが、クリンゴン人にとって事故死など不名誉極まりないことであるため、決闘の末死んだのだと話を合わせることになる。
次に訪ねてきたのはコザックの妻グリルカだった。彼女は真相を知った上でクワークをクリンゴンの母星クロノスに連れ去ると、無理矢理クワークと結婚してしまう。実は家督をめぐってドゥゴールとグリルカは争っていたのだ。
ガウロン総裁にもこの婚姻は認められ、家督はクワークのものとなった。
死んだコザックはドゥゴールから大きな借金をしていたと聞き、クワークは資産記録を調べ始める。
ドゥゴールの姑息な陰謀の証拠を集めたクワークは裁判を起こすが、追い詰められたドゥゴールはコザックが事故死だったことを暴露し、クワークに決闘を挑む。
決闘が始まった途端、クワークは武器を捨てる。無抵抗の相手を殺すことはクリンゴンにとっては不名誉なことなのだ。
それでもクワークを殺そうとするドゥゴールを止めたのは、ガウロン総裁だった。
ガウロンはクワークの勇気を評価し、ドゥゴールを卑劣な者として追放する。家督はグリルカが継ぐことになり、彼女はクワークに深く感謝する。
離婚してDS9に戻ったクワークは今度の決闘のことも大げさに吹聴するが、客足は思ったほど伸びなかった。しかし弟のロムは兄の姿を誇りに思うのだった。
補足情報や感想など
- ケイコさんの学校も生徒がジェイクとノーグだけになってしまい、閉鎖に追い込まれました。ケイコさんも娘のモリーちゃんを連れてベイジョーにお引っ越しです。オブライエンはついに別居になってしまいましたが、ケイコさんを後押しするオブライエンはカッコイイですね!
- オブライエンの箸の使い方が以前にも増して上手くなってますね
- グリルカとクワークの夫婦関係とオブライエン夫妻が対比になる構成でしたが、予想に反してクワークがえらくカッコイイです! グリルカさんも意外や意外、凄くいい女性じゃないですか
- 経済がらみの手腕となるとクワークはさすがに頼りになりますねぇ。
- ロムが証人として引きずり出されるところは大爆笑しました。ロム!やっぱお前かよ!(苦笑)
- ドゥゴールが追放されるシーンの儀式は懐かしいですね(TNGシーズン3第17話「汚名 クリンゴン戦士として」でウォーフが追放された時と同じものです)
- ガウロン総裁が寛大な大岡裁きを見せるのにも感心させられます
- ドミニオンがらみで緊迫してきたところに、こういうコメディ編を入れてくる緩急の付け方は上手いと思います
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