スタートレックDS9:S2第18話「クワークの愛」あらすじや感想など
シーズン2 第18話(通算38話)「クワークの愛」”Profit and Loss”のあらすじ
故障したカーデシア船を収容し、乗員のナティマ・ラング教授と生徒のルケラン、ホーグの3人を救助する。
ナティマはクワークの顔を見るなり平手を食らわすが、クワークは大喜びしオドーを驚かせる。
彼女はオドーがステーションに来るよりも前にクワークの店で働いており、カーデシア情報サービスの特派員でもあった。そして2人は恋人同士だったのだ。
ナティマの生徒2人は、実はカーデシアの軍部から追われていた。反体制派の活動家であるためだ。
クワークは今でも彼女を愛していたが、ナティマの態度は冷たかった。そしてガラックはクワークに対し、彼女と関わらないよう暗に忠告する。
ステーションにカーデシアの戦艦が接近してくる。通信に応じない戦艦に対し、攻撃態勢を整え緊迫状態となる司令室。そこにガラックが現れる。
ガラックはルケランとホーグの2人をテロリストと呼び、速やかに2人をカーデシア政府に引き渡すよう忠告する。
クワークはナティマが残ることを条件に、禁制品の遮蔽装置の提供を提案する。ナティマとクワークは条件を巡って言い争いになるが、その結果まだ2人の愛情が消えていないことを確認し合う。
だが脱出作戦の実施前に3人は逮捕される。
ベイジョー政府が3人の身柄とベイジョー人捕虜との人質交換に同意してしまったのだ。
クワークはオドーに頭を下げ、密かに3人を救い出し脱出させようとする。
カーデシアの司令官ガル・トランが彼らの前に立ちはだかるが、意外にもトランはガラックによって射殺される。
クワークとナティマは、愛し合ってるが故に別れを交わし、彼らはステーションから脱出していくのだった。
補足情報や感想など
- フェレンギ人とカーデシア人とのロマンスとはなんとも意外というかビックリですね!
- ガラックとクワークが互いの腹を探り合う会話は緊迫感あって絶妙な脚本でした
- オドーがオブライエンから借りて読んでた小説はミッキー・スピレーンの ”I, the Jury ”(探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!)とのこと。ハードボイルド小説の古典ですね
- 本気で頭を下げるクワークと、それに答えるオドーの間には確かに友情が感じられてグッときます
- 今回のキーパーソンはやはりガラックですね。
ガラックは追放されてステーションに居るそうですが、まだ中央司令部とのパイプも持っているようです
また旧知のガル・トランを撃ち殺したのは、反政府活動家の2人を殺して殉教者にしてしまうのを嫌ってのことであり、愛国心を失っているわけではないようです - このあとの事後処理が大変そうな気がしますが、そこまで描いてしまうのは野暮というものでしょう
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