スタートレック・エンタープライズ:S2第14話「消せない汚名」あらすじや感想など
シーズン2 第14話(通算40話)「消せない汚名」”Stigma”のあらすじ
種族間医療交換計画(IME)の協議会が開催されるため、エンタープライズはディケンディ3号星へとやってきた。
ここでドクター・フロックスの3人の妻のうちの一人フィーゼルが乗船してきた。ドクターが妻に会うのは実に4年ぶりだった。
ドクターにはこの協議会で調べたいことがあった。トゥポルがパナー症候群という病気にかかっているため、バルカンの医師からこの治療法について情報を得たかったのだ。
この病気はバルカン人の間では精神融合によって感染するものだった。以前、感情を受け入れることを選んだ ”少数派” の一団に出合った際に感染させられていたのだ。
だがこの病気にかかるということはバルカン人にとっては恥だった。
ドクターはトゥポルが感染していることは伏せていたが、バルカン人医師達はそれを鋭く見抜いてしまう。
バルカン医師達は医療情報を提供しようとはしなかったが、医師達の一人ユリスは秘密裏に情報を提供してくれた。彼は”少数派”の一人だったのだ。
しかしバルカン人医団は、トゥポルを罷免し本国に連れ帰ると通達してくる。
無理矢理受けた精神融合が原因だったことを明かせば彼女の名誉は保たれる。だがそれは”少数派”を差別する恥ずべき行為だからと、トゥポルは真実を明かそうとはしない。
トゥポルを守るためアーチャーは審問会の開催を申し出る。
バルカン人医師達の態度は頑なだったが、ユリスが真実を明かしたことでトゥポルは許される。逆に”少数派”であることが露見してしまったユリスは停職となった。
トゥポルはユリスや他の少数派の人々ために、出来るだけのことをしようと決意するのだった。
補足情報や感想など
- この時代のバルカン人達は精神融合を社会的に容認していないそうです。後の時代のスポックやトゥボックは普通にやってますので、後々この風潮は変わっていくわけです。こういった時代による違いはもっとストーリーに反映させていって欲しいですね
- バルカン人の未熟な面が描かれていくのはいいと思うのですが、どうも頭でっかちで融通が利かない悪役ポジションがパターン化してしまっていますね
- それにしてもエンタープライズの映画上映会は古い作品ばかりです。タッカーさんいい趣味してます。今回はボリス・カーロフとベラ・ルゴシの「黒猫」ですって
- トゥポルが精神融合されたのはシーズン1第17話「果てなき心の旅」での出来事です
- デノビュラ人の結婚観はオープンでいいですねぇ。夫婦仲が良くてドクターも楽しそうです
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