【30MS】自作の瞳デカールを貼り込んでいきます【30MM】
30MS ルルチェちゃんを作るよ(その3)
というわけで今回は貼り込み編ですが、その前にやっておくことがあります。褐色肌の塗装です。
ルルチェの成形色は国内生産分と中国生産分で微妙に色に違いがあることは割と知られているかと思います。
今回は瞳を貼り替えますし、成形色にこだわる必要もありません。差が無くなるように共通の色で塗装してしまいましょう!
というわけで今回塗装したフェイスパーツがこちら。少し赤味を強くして血色を良くしています。
例によってクレオスのラスキウスを使用し、鴇羽色をベースに塗ったあとにクリアーペールオレンジを濃淡つけながらエアブラシ、その後クリアーホワイトをハイライト的に吹いています。
これがしっかり乾いたらさらにラッカークリアーを吹いて塗面を保護し、デカールを貼るための下地を整えておきます。
手始めにイノセンティアのデカールと、自作デカールの眉毛を組み合わせて貼ってみました。さすが市販のデカールは綺麗ですし、フミカネ先生のデザインが元になってるだけのことはあって、しっかりフミカネ顔になりますね。
こちらは自作デカールのベースパーツを貼ったところです。
白目もハイライトも入っていないため表情が死んでますが、位置とサイズはこのくらいで良さそうです(ここにたどり着くまでサイズを3パターンほど変えて試してます)
3つのフェイスパーツ全てに貼り込みました。ここで一度クリア保護をかけます。十分乾燥させ、そこからエナメル塗料を使って……
白目とまつげの跳ねを書き込んだら、再度クリア保護です。クリア保護する度に乾燥時間をとるのでなかなか進みません。
使用している筆はタミヤの超極細面相筆です。また当然はみ出しが出ますので、そこはフィニッシュマスターで慎重に拭き取ってやります。
次は白目に影を入れ、口にも紅を入れておきます。ここまで出来たら、いよいよ瞳孔を貼りましょう!
一気に表情がまとまってきました。
同じ大きさのように見えて、実は左のキリリとした顔と中央の流し目の顔では瞳孔の大きさを5%ほど変えてあったりします。この辺も何パターンか試して決めました。結構時間がかかってます。
エナメル塗料で瞳にハイライトを入れました。
いや~、この点を入れるのが厳しいのですよ。本当に小さい点なので。
超極細面相筆で塗料を置きますが、なかなか思うように行きません。まあラッカークリアーで保護がかかってますから、失敗したらエナメル溶剤で拭き取ってやり直せば良いだけなんですけどね。
それにしても色々考えた甲斐はありました。自分で瞳を描くのに比べたら、遙かに良い出来になりましたよ。
ここまで来たら後はクリア保護の後ウェザリングマスターでチークを入れて、仕上げのつや消しをかけてやるだけです。
その辺は他のパーツが仕上がってからまとめてやることにします。