ガーグは新鮮なものが美味い(前編)【スター・トレック:キッチン Replicate.9】
Replicate.9 「ガーグは新鮮なものが美味い(前編)」”The Gagh,Part I”
スタートレック料理を語る上で避けては通れない、クリンゴンの名物料理「ガーグ」が今回のネタです。ガーとかガフと訳されることもあります。
登場頻度で言えばラクタジーノに負けますが、その強烈な見た目のおかげで絶大なインパクトと知名度を誇っています。
初登場はTNGシーズン2第8話「錯綜した美学」
クリンゴン艦に派遣されることになったライカーが、派遣先の食事に慣れておこうとバーラウンジでクリンゴン料理を色々と注文します。
(画像引用元:新スタートレック「錯綜した美学」劇中映像より)
この場面でちょうどライカーが手を出しているのがガーグです。
劇中の説明によるとヘビ虫という虫だそうで、生きたまま躍り食いにするのが一番美味しいそうです。おそらく日本の白魚の躍り食いなどがヒントになっているのではないかと思われます。
※このテーブルの物は全てクリンゴン料理だそうですが、飲み物がどう見ても緑茶だったり、上の方に梅干しがあったりするのが面白いところですね
またDS9シーズン6第18話「記憶なきスパイ」に登場したときなどは、もっと露骨にこんな感じだったりします。
(画像引用元:スタートレックDS9「記憶なきスパイ」劇中映像より)
この時の映像は、見る限り本物のミミズを皿に盛っていたようです。しっかり動いていて気持ち悪かったですね(苦笑)
エピソードによっては実際に食べるシーンもあるわけで、そういう時に本物のミミズというわけにはいきません。
最初のライカーのシーンのガーグなどは、ちゃんと食べられる物で作られていたそうです。
海外の文献などをあたると、撮影に使われた材料は「Japanese udon noodles」だったとのこと。ようするに「うどん」です。
言われてみればうどんに紫の色を付けたように見えますね。
現場ではうどんにゴマサラダドレッシングなどをかけて作っていたそうですが、かなりしっかりと紫色になっているようなので、紫色の食紅などをタップリ使っているのかもしれませんね。
というわけで、今回はうどんに色を付けてガーグっぽい物を目指してみることにします。
何ということはありません。うどんに色々かけて行くだけです。
とりあえず普通にうどんを茹で、手近にあった焼き肉のタレ、醤油、ウスターソースなどをかけてみました。
むむむ、なかなか思ったように色が付いてくれませんね。どうも赤味が足りない気がしたので、このあとケチャップもまぶしてみたのですが、あまり変化がありませんでした。
どう見てもただのうどんにしか見えません(苦笑)
これ以上色々かけても黒くなっていくだけなので、ここでうどんを使うのは止めました。
そして、もう少しリアルにガーグっぽく見える別の手段を考えることにしたのですが……
後編に続く(to be continued…)
※色を付けたうどんはそのまま食べたら塩っぱくて食べれたものではなかったので、もやしと一緒に焼きうどんにして頂きました
↓参考文献