スタートレック・ヴォイジャー:S3第25話「反乱」あらすじや感想など
シーズン3 第25話(通算67話)「反乱」”Worst Case Scenario”のあらすじ
艦内ではチャコティの指揮の下、元マキのクルーによる反乱の計画が進んでいた。
ベラナもマキの一員として反乱に加わり、計画は成功。ヴォイジャーはマキによって占領されてしまう。
実はこれはベラナが見つけたホロノベルのストーリーだった。クルーをモデルにしたストーリーは恐ろしくリアルでベラナは大興奮するが、誰が作ったプログラムなのかが謎だった。
興味を持ったトムも同じシナリオをプレイしてみることにする。ただしトムはベラナとは逆に、マキに反抗する選択をする。
このホロノベルの噂はあっという間にクルーの間に広まり、他のクルー達もそれぞれシナリオを楽しみはじめる。
しかしシナリオはクライマックスの山場で終了してしまう。そこから先は作られていなかったのだ。
皆はプログラムの作者を探そうとするが、唐突にトゥヴォックが作者であると名乗り出る。意外な作者に皆は困惑するが、トゥヴォックによるとこれはマキの反乱を想定した保安部員用の訓練プログラムだったのだ。
しかしマキと連邦双方のクルーのわだかまりは既に無く、訓練の必要も無くなったと考えプログラムを消去したのだという。だが消したはずのそれをベラナが見つけ出してしまったのだ。
ジェインウエイ艦長は、訓練用ではなく純粋な娯楽用としてプログラムの続きを書く事を認め、トゥヴォックとトムが執筆に臨む。
だがプログラムに追記を加えようとした途端、それが引き金となって別のプログラムが起動する。それはセスカが書き加えておいたプログラムだった。
起動と同時に安全プロトコルが解除され、撃たれれば本当に死んでしまう状況になってしまう。
トゥヴォックとトムはプログラム内を逃げ回るが、キャラクターは全て凶暴に改変されており、2人は絶体絶命の状況に陥る。
この状況に気づいたジェインウエイは外部からプログラムに改変を加えて2人を助けようとするが、セスカのプログラムも状況に応じて書き換わっていく手強いものだった。
だがセスカの性格を見抜いたトゥヴォックの策によりセスカは自滅し、プログラムは終了する。
ジェインウェイ達は、ハッピーエンドを迎えたストーリーに乾杯するのだった。
補足情報や感想など
- 初っぱなから妙に物騒な状況なので戸惑わされます。そこからセスカが登場することで現実ではないことが透けて見え、唐突にホロデッキだとネタばらしをしていく手法が実に上手い!
- 珍しい天文現象を見つける度に調査をするのは時間の無駄だ!という台詞がありましたが、私も全くその通りだと思います(苦笑)
こういう台詞があったと言うことは、トゥヴォックも少なからずそう思っていたということですね - 台詞のニュアンスからすると、ジェインウェイ艦長もこっそりプログラムをプレイしていた節がありますね
- 緊迫した反乱の話から、今度は脚本の執筆理論を語る話にすり替わるのがまた上手いです。さらにセスカの罠に続くという、この二転三転するストーリー展開には舌を巻きます。全く先が読めません! 脚本家すげえ!
- トムが続きのシナリオを書くと言い出したときは大変不安になりました。なにせ彼は「死霊の盆踊り」を名作と言い切るような人物です。不安しかねえ!(苦笑)
- これから先トムが風変わりなホロプログラムを作っていくのは、今回の話が切っ掛けになったんでしょうね。
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