スタートレックDS9:S3第20話「姿なき連合艦隊(前編)」あらすじや感想など
シーズン3 第20話(通算66話)「姿なき連合艦隊(前編)」”Improbable Cause”のあらすじ
突然ガラックの店が爆破される。オドー達はこれがガラックの命を狙った殺人未遂だと判断するが、ガラック自身は事情聴取をはぐらかすばかりだった。
状況証拠からフラクシアン人の商人レタラが容疑者にあがる。
オドーはレタラを追跡し黒幕を探り出そうとするが、レタラの船はワープと同時に爆発してしまう。その手口はロミュランのやり口だった。
シスコがダメ元でロミュラン当局に問い合わせると、意外にもあっさりと船の爆破を認める。レタラはお尋ね者だったというのだ。だがガラックの件については関与を否定する。
オドーは事件の裏を探るためにカーデシア内の協力者と接触する。協力者によると元オブシディアン・オーダーのエージェントが5人、立て続けにロミュランに殺されているというのだ。
DS9に戻ったオドーはガラックを問い詰める。オドーは爆破事件がガラックの自作自演であると気づいていた。
実はガラックはわざと爆破事件を起こして、オドーが情報収集に走るよう仕向けていたのだ。
死んだ5人とガラックは、かつてオブシディアン・オーダーの前指揮官エナブラン・テインの側近だったという。そしてエナブラン・テインは現在行方不明だった。
オドーとガラックはテインの行方を探して、カーデシア国境のウネフラ星系へと向かう。だがウネフラ星系ではタル・シアーのロヴォック大佐が指揮するロミュラン・ウォーバードが待ち構えており、拿捕されてしまう。
ウォーバードの中にはエナブラン・テインが待っていた。
カーデシアとロミュランはドミニオンへの先制攻撃を計画していたのだ。これはカーデシア中央司令部もロミュラン政府も関知しておらず、オブシディアン・オーダーとタル・シアーが独断で仕掛ける合同作戦だった。
エージェント達が次々に殺されたのは、テインが後顧の憂いを絶つために指示した事だった。
テインはガラックに、再び仲間となって彼の元で働くか、黙ってDS9に戻るかを選ばせる。
そしてガラックはテインの手を取り、忠誠を誓うのだが……
補足情報や感想など
- 「オオカミと少年」のお話の教訓を「同じ嘘を2度つくな」と解釈するガラックが上手いですなぁ
- オブシディアン・オーダーの実質的支配者エナブラン・テインが再登場です(シーズン2第22話「義務と友情」参照)
- オドーとガラック、そしてエナブラン・テインとの会話で話が進みますが、その中でガラックとテインの関係が浮き上がってくる過程が大変面白いです。でもまだガラックは本当のところを語ってくれませんね(伏線)
この辺の台詞劇はシリーズの後の方の話で2人の関係を理解してから見直すと、色々と腑に落ちるんじゃないかと思います - オブシディアン・オーダーはこの作戦のためにオライアス星系の秘密基地で戦艦を建造していたそうです。この秘密基地の件はシーズン3第9話「奪われたディファイアント」で語られていましたね
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