スタートレックDS9:S2第24話「密告者」あらすじや感想など
シーズン2 第24話(通算44話)「密告者」”The Collaborator”のあらすじ
ヴェデク・バライル司教は発光体から不吉な未来を見せられていた。それは自分の死を予見するものだった。
ベイジョーの宗教界ではカイ・オパカの後継者を選ぶ選挙が始まろうとしていた。バライル司教は最有力好捕だったが、ヴェデク・ウィン司教も虎視眈々とその地位を狙っていた。
そんな折、かつてカーデシアに協力し追放処分になっていた元ベイジョー政府秘書官、クーバス・オークがDS9に現れる。すぐにオドーに逮捕されるがウィン司教が身元を引き受けて連れていってしまう。
ウィンとクーバスはプライラー・ベクという密告者について調べていた。ベクはカーデシア占領軍とヴェデク議会との連絡員だった人物なのだ。
彼らの狙いは「ケンドラ大虐殺」と呼ばれる事件にあった。一般にはベクが流した情報でカイ・オパカの息子と42名のレジスタンスが虐殺された事件とされていたが、これに隠された真実があるらしい。
真の密告者はヴェデク・バライル司教だというのだ。
バライルの無実を信じるキラは調査を進めるが、調査を進めるほどバライルが犯人であることが浮かび上がってしまう。
キラに問い詰められたバライルは真実を語る。彼はケンドラ地方全域を攻撃しようとしていたカーデシアを止めるため、レジスタンス基地の情報を流したというのだ。もし全域への攻撃が行われていたら死者は1200人を超えるところだったという……
バライルは選挙戦からの辞退を宣言し、新しいカイはウィンに決定する。
だがどうしても腑に落ちなかったキラは調査を続け、ついに真実を突き止める。本当の密告者はカイ・オパカだった。バライルはそれをかばっていたのだ。
自分の息子を犠牲にしてまでケンドラ地方を守ろうとしたカイ・オパカの行動を、バライルは公にするわけにはいかなかった。
バライルとキラはベイジョーの将来に不安を感じざるを得なかったが、共にそれを乗り越えていく決意を固めるのだった。
補足情報や感想など
- もうすっかりキラとバライルはいい仲ですね
- 相変わらずウィン司教は嫌なやつですなーー
- 給料日は嫌いだというクワークが笑えます。やはり重いストーリーの中でクワークは数少ない癒やしですね
- 典型的悪役のウィンが権力を握ってしまうところで終わるため、非常~に後味が悪いというか、暗い気持ちが残ります。ベイジョーの未来にも暗雲が漂うばかりです
- カイ・オパカがあの惑星から戻ってこられれば一番手っ取り早いのですがねぇ……
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