新スタートレック:S7第22話「怨讐の彼方に」あらすじや感想など
シーズン7 第22話(通算174話)「怨讐の彼方に」”Bloodlines”のあらすじ
謎の探査機がピカード宛てのメッセージを運んできた。送り主はフェレンギ人のボーク。ピカードに恨みを持つ彼はピカードの息子ジェイソン・ビゴーを殺すと宣言する。
ピカードはかつて関係を持った女性、ミランダ・ビゴーに息子がいたことを知って驚く。
ミランダの足取りを追ってケイモア星系へやってきたエンタープライズは、ジェイソンを探し出し艦に迎え入れる。
遺伝子検査の結果、彼がピカードの息子だと判明する。またミランダは2年前に他界していたこともわかる。ピカードはジェイソンと交流を持とうとするがジェイソンは心に壁を作り、ピカードは距離感が分からず戸惑うだけだった。
フェレンギ人のバータ艦長からの情報でボークがドライアス星団のゼンディ・カブ星系にいるらしいと分かりエンタープライズは捜索に向かう。
だが艦内に突然ボークが現れ、ピカードに復讐の時が来たと息巻いて去って行く。彼が艦内に侵入した手段は亜空間転送機という連邦にはない技術で、いまのところ防ぐ手段はなかった。
一方、ジェイソンはフォレスター・トレント症候群という奇病を発症して倒れてしまう。ビバリーは治療のためさらなる検査を行う。
ボークは亜空間転送でジェイソンをさらっていった。
ピカードも亜空間転送を使って後を追い、ボークと対決する。だがピカードはボークのたくらみを全て見抜いていた。
ジェイソンはピカードの息子ではなかった。ボークはジェイソンの遺伝子を操作して情報を偽造していたのだ。だがその技術が未熟だったためにジェイソンは病気を発症し、ビバリーに気づかれてしまったのだ。
ボークは仲間のフェレンギ人達も騙しており、金が貰えないと知った彼らも寝返ってボークは拘束される。
ジェイソンはケイモア5号星へと帰っていくが、ピカードはせめてもの餞別にと、貴重な考古学の発掘品をプレゼントするのだった。
補足情報や感想など
- フェレンギ政府は「金儲けの秘訣」について協議中で忙しいからとピカードの問い合わせに回答してきません。あれってそんなに大事な会議で決めてるんですね……(苦笑)
- ボークとピカードとの因縁はシーズン1第9話「復讐のフェレンギ星人」で描かれています
- ケイモアにはカーデシア戦争による孤児が大勢暮らしているとのこと。ミランダはそこで孤児院を作って子供達のために心血を注いでいたそうですが、食料を奪おうとする盗賊に殺されてしまったそうです。カーデシア戦争がストーリーに影を落としてくるのは、作品としてのDS9の影響もあってのことでしょうね。今回のエピソードとほぼ同時にDS9では ”マキ”とやり合うエピソードが放送されています(※米本国の初回放送時)
- 血のつながりが無いと分かってからの方が、親子みたいに打ち解けているように感じられるのが皮肉ですね。
- 髪の生え際が移動するのは嫌ーーー!!!
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