新スタートレック:S5第3話「流浪のベイジョー星人」あらすじや感想など
シーズン5 第3話(通算103話)「流浪のベイジョー星人」”Ensign Ro”のあらすじ
カーデシア国境近くのソラリア4号星コロニーが何者かに襲われる。だが救難信号はすぐに途絶してしまう。
ベイジョーの独立を目指す過激派のベイジョー人テロリスト、オータから犯行声明が発表され、エンタープライズはオータの行方を追うことになった。
捜査に協力するため、ベイジョー人士官のロー・ラレン少尉が配属されてくる。
だが彼女は問題のある人物で、本来なら服役中のはずの身であった。
ベイジョー人難民が多く住むバロ恒星系にやってきたエンタープライズは、ロー少尉の助言を受けてキーヴ・フェロアという人物と会見する。キーヴは連邦に何の期待も持ってはいなかったが、ピカードの用意した支援物資には素直に感謝する。
キーヴの計らいでオータとの会見にこぎ着けるが、ソラリアのコロニーを襲ったのは彼ではなかった。ロー少尉も何かを隠していた。
ガイナンの助言で心を開いたロー少尉は、ケナリー提督から秘密任務を受けていることをピカードに明かす。提督は武器供与を餌にしてオータをおびき出そうとしていたのだ。
テロリスト捜索の任務自体も罠だと考えたピカードは、その罠に乗ったフリをしてオータにも協力を要請する。
オータの船を護送して居留地へ向かおうとしたエンタープライズは、カーデシア戦艦からの迎撃を受ける。カーデシアとの和平を重視する提督はエンタープライズに護送を中止させるが、カーデシア戦艦はオータの船を破壊してしまう。
だがピカードはこの事態を予想し、オータの船をあらかじめ無人にしていた。
全てはカーデシアがテロリストを一掃するための計画だったのだ。ソラリアを襲ったのも実はカーデシアであり、提督は自分が利用されていたことに気づく。
ピカードはロー少尉の働きを大きく評価し、今後もエンタープライズで勤務するように勧めるのだった。
補足情報や感想など
- 冒頭からピカードが散髪をするという極めて高度なギャグが……
- ベイジョー人初登場にして、ロー少尉も初登場です。TNGでは代表的なベイジョー人キャラクターですが、役者さんのご都合によりDS9には引き継がれません。残念
- この時期はまだベイジョーはカーデシアの支配下です。独立はもうちょっとあとですね
- 製作時期的にまだDS9は企画進行中くらいだと思うのですが、このお話がベースになっているだろうことは想像できます
- ガイナンの貫禄がさすがですねー
- 難民達の様子が、その後の「スタートレック:ピカード」におけるロミュラン人の様子とダブって見えました。両作品には何年もの隔たりがあるのに、世界の抱える難民問題などがまるで変わっていないことを感じさせられてしまいました。
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