新スタートレック:S4第13話「悪魔の契約」あらすじや感想など
シーズン4 第13話(通算87話)「悪魔の契約」”Devil’s Due”のあらすじ
ベンタックス2号星の科学基地からの救援要請に駆けつけたエンタープライズ。
この星は元々は優れた科学を持っていたが、現在は農業社会となり発展を止めて停滞していた。
惑星の指導者アコスト・ジャラッドは”アードラ”の伝説という古い考えにとりつかれており、世界は破滅すると信じていた。民衆もそれを信じ、各地で暴動が起きていたのだ。
民衆に捕らわれた基地の科学者を救出するためピカードが出向くが、そこに魔女”アードラ”が現れる。彼女は”Q”に似た超常の力を見せつける。
アードラは1000年前にこの星の人々と契約しており、1000年間惑星を繁栄させる代わりに、期間満了後に惑星の譲渡を受けることになっているという。契約書も存在し、その内容は完璧だった。
ピカードはアードラが詐欺師であると考えトリックを暴こうとするが、アードラは契約を盾にエンタープライズの所有権まで主張し始める。
ピカードは契約を覆すため調停裁判を起こす。
裁判はピカードに不利だったが、ピカードはアードラを挑発して力を使わせ、その間にジョーディがアードラの船の逆探知を行う。船はロミュランを模倣した遮蔽装置で隠されていた。
彼女の正体はあちこちの星系で詐欺を繰り返す詐欺師一味のボスだった。アードラの伝説を利用してこの星を手に入れようとしていたのだ。
彼女は逮捕され、ベンタックスの人々は自分たちの繁栄が祖先の努力の結果だったことを知って自信を持つのだった。
補足情報や感想など
- 久々にデータの演劇稽古からスタートです。本業がシェークスピア役者のパトリック・スチュワート氏に演技法を語らせるというのが愉快ですね。しかも演目は「クリスマス・キャロル」で、これはパトリック・スチュワート氏が得意とする演目だそうです。ご自身がスクルージを演じられている映画もあります
- 後半は裁判ものの体裁になりますが、不利な状況から逆転していく展開がテンポ良く進むのでとても楽しいです。
- アードラは再登場を匂わせる捨て台詞を言っていますが、もう出てきません(苦笑)結構いいキャラなんですけどねぇ
- ちなみにこの話はTOS用ボツシナリオの焼き直しだそうです
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