【スタートレック:ローワー・デッキ】S1第7話 あらすじと情報整理と感想※ネタバレあり
第7話「ボイムラーのから騒ぎ」”Much Ado About Boimler”
このアニメはどうもサブタイトルの翻訳がイマイチに感じます。
まあ昔から原題とかけ離れた変なサブタイトルが付くことは多いのですが、あまり原題の直訳過ぎるのも面白みがありませんねぇ
(以下、ネタバレ全開です)
シーズン1 第7話のあらすじ
整備仕事で疲労困憊のボイムラー達。
そこに犬を連れたテンディが大はしゃぎでやってくる。この犬は彼女の自由研究の産物で、遺伝子を編集し不活性炭素を合成してゼロから作り上げたという。それは関節が逆に曲がり天井を歩き、確かに普通の犬ではなかった……
フリーマン艦長、ランサム副長、シャックス大尉の3人はルロットという植物の苗を紛争地帯のシュピアン農業コロニーに輸送する特別任務のため艦を離れる。
フリーマン艦長が留守の間、臨時の艦長が指揮をとることになった。
ボイムラーは臨時艦長に意欲のあるところを見せようと、ラザフォードの改良型転送装置の実験に志願する。しかし転送プロセスが終了せず、体の位相がずれた状態のままになってしまう。
到着した臨時艦長はマリナーのアカデミー時代の親友、アミナ・ラムジー大佐だった。
アミナはマリナーを高く評価していた。しかしアミナの部下でバルカン人のダーガ大尉はマリナーがまだ少尉止まりなことを疑問に思う。
マリナーはアミナ臨時艦長の副長に指名される。
位相のズレが直らないボイムラーはディビジョン14送りが決定した。テンディの作った犬も一緒に送られることになり、テンディが同行することになった。彼らは迎えに来たオスラー号に移動する。
セリトス号はクウォパ星の上水システム修理の任務に就く。
しかし作業の最中、マリナーはヘマばかりして無能ぶりを晒し、アミナの部下達はすっかりマリナーへの信用を無くしてしまう。
作業を終えたセリトスはU.S.S.ルビドゥとの合流ポイントへ向かう。
だが合流したルビドゥは全システム停止状態にあった。マリナー達は艦内の調査に向かう。
一方ボイムラー達はオスラー号内で様々な病人達と出会う。症状は様々だったが、どれも完治が望めないような重病ばかりだった。患者の一人はこの艦こそが”ファーム”であり、艦隊は不都合な事故を隠蔽しているのだと主張する。
病人達は反乱を起こし艦を乗っ取る計画をしていた。
しかしボイムラーが告げ口をして反乱は失敗に終わる。怒った病人達はボイムラーをエアロックから放り出す。しかしそこは宇宙空間ではなく温暖な惑星の”ファーム”だった。
”ファーム”は快適なリゾート惑星だったのだ。
しかしボイムラーは位相のズレが直ってしまい早々に追い出される。犬を残し、テンディと2人シャトルで”ファーム”を後にする。
マリナー達はルビドゥの乗組員達を発見する。彼らは自分たちでシステムを切って潜んでいた。謎の生物が船を飲み込んでいて、動力を作動させるとそれが活動してしまうというのだ。
だがそうと知らないダーガ大尉が動力を起動してしまう。生物が活動を再開し、艦内中が崩壊し始める。
ブリッジだけは通信が可能だったことから、そこからなら転送が可能と判断したマリナーは全員をブリッジに向かわせる。
急に行動のキレ味が戻ったマリナーを見て、アミナは彼女のヘマが演技だったと気付く。マリナーは昇進を避けるためにヘボ少尉を続けていたのだ。
船体が崩壊の危機にみまわれる中、全員がブリッジに待避したが人数が多すぎて転送が追いつかない。
マリナーはラザフォードの高速転送を使って全員を救助する。
退避が終わったルビドゥは未知の生命体の住処と化していく……
アミナはそれを眺め未知の脅威に出会う楽しさを語るが、マリナーは自分が本当に目指すものを見極めるため、もう少しロワーデッキで働くことにすると語る。
情報を整理してみる
- 転送の位相ズレの単位はコクレーン(ワープエンジンの発明者の名前)
- アミナ大佐はU.S.S.オークランドから応援に来た
- アミナが連れてきたメンバーはトリル人のウォーレン、ライジェリアンのプラチェット、バルカン人のダーガの3名
- ディビジョン14は治療法が確立していない奇病を専門に扱う部署。”ファーム”と呼ばれる療養所がある
- ディビジョン14の艦はNX-75300 オスラー号
- U.S.S.ルビドゥはNCC-12109
小ネタ色々
※小ネタは多すぎて全部は把握できていません。何か思い出したらまた追記します。
- コクレーンは映画「ファーストコンタクト」やTOS「華麗なる変身」に登場しています
- ディビジョン14のメディカルスペシャリストはTAS登場のアレックス中尉と同じエドシアン(イドア人)特徴は3本の腕と3本の脚と3本の指です
- パイク船長の使っていた車椅子と同型の車椅子が登場します。このデザインは宇宙大作戦版に準じていますね(ディスカバリー版とは若干デザインが異なります)
- 患者達の制服はTNGタイプとファーストコンタクト以降タイプが入り交じっていました
- ルビドゥを占拠した宇宙生物は、TNG「未知への飛翔」に登場した物と同種ではないかと思われます(若干形状は違います)
- マリナーが言っていた「ジェリコみたいな臨時艦長」のジェリコ艦長はTNG「戦闘種族カーデシア星人・前後編」に登場
今回の感想
テンディが地球人の常識とは少々感性のズレた人物ということが強調されていました。悪気無く無邪気に結構ヤバいことやっちゃってるというのがヤバイです。
転送音が体から鳴りっぱなのは笑えました。あれ機械の作動音とかじゃなかったんだ……
そしていろいろな病気の艦隊士官が登場しますが、デルタ放射線を浴びた車椅子患者には吹いた(苦笑)これパイク船長じゃん!! しかも3人も出てきて再度吹き出した!!
パイク船長の時代から100年も経ってるのに、まだデルタ放射線事故が多発してるって、どれだけ安全管理の出来ないブラック企業なんだよ宇宙艦隊!!(苦笑)
しかも治療法もパイク船長時代から全く進歩してねぇ……車椅子のデザインすら変わってないとか酷ぇ……
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